窓の杜Logo

【第241回】

対戦型落ちモノパズルゲーム「Crash Master」

スピード感あふれる対戦を楽しもう

(05/08/26)

タイトル画面
   

 インターネット上で公開されているゲームは、大手メーカーが制作・販売している大作から個人が趣味で制作し、無料で公開しているものまで、ジャンルや価格を問わず、さまざまなものが存在している。しかし、インターネット上で公開されるゲームの数が多すぎてしまい、どんな作品が存在し、どの作品が本当に面白いのか判断できずに困っている人も多いだろう。そこで“週末ゲーム”では、インターネット上でたくさん公開されているゲームのなかから選び抜いた良作を紹介していく。今回は、対人対戦が盛り上がる落ちモノパズルゲーム「Crash Master」を紹介しよう。

上から落ちてくるブロックを3つつなげると、ブロックが光り……
上から落ちてくるブロックを3つつなげると、ブロックが光り……
ブロックが消滅する
ブロックが消滅する
 「Crash Master」は画面上から落ちてくるカラーブロックを、同じ色同士で3つつなげて消していく対戦型の落ちモノパズルゲーム。コンピューター相手に勝ち抜き戦を行う“MISSION”モードでは、プレイヤーが5戦勝ち抜けばクリアとなり、そこまでのハイスコアが登録される。負ければゲームオーバーで、コンティニューはできるがスコアの1/4を失ってしまう。また、ハンディキャップなどの条件を設定して、プレイヤー同士の対人対戦やコンピューター相手の対戦を行う“VERSUS”モードもある。

 ゲームを開始すると、画面は左にプレイヤー、右に対戦相手の陣地が表示される。赤、青、黄、緑、紫の5色のブロックが縦に2つつながったものが落ちてくるので、これを左右カーソルキーで移動させ、[Z]キーで左回転、[X]キーで右回転させて着地させていく。下カーソルキーでブロックの落下速度を上げることができ、さらに上カーソルキーを押せば一瞬で落下させることが可能だ。同じ色のブロックを3つつなげればブロックは消えるが、先に画面上までブロックが積み上がってしまった方が負けとなる。

 基本ルールはシンプルだが、本ゲームにはいくつか独自の要素がある。まず、ブロックは正方形だが、床が平らではなく1列ごとに凹凸がついていることにより、隣り合う列のブロックは高さが半分ずつずれて積み重なる。これにより隣の列とブロックをつなげるときは、真横ではなく斜めにつなげて消すことになる。さらに、ブロックは3つつなげると消せるのだが、4つ以上つなげてしまうとブロックが灰色になり、つないで消すことができなくなってしまう。灰色ブロックは隣接するブロックが消えると一緒に消えるが、消しにくいのでなるべくカラーブロックは4つ以上つないでしまわないようにしたい。

先にブロックが画面上まで積み上がったほうが負け。終盤の押し込みが重要だ
先にブロックが画面上まで積み上がったほうが負け。終盤の押し込みが重要だ
 ブロックを消すと、消えたブロックの上に積んであったブロックが下に落ちてくる。それによって新たにブロックが3つ以上揃うと連鎖消しとなる。連鎖消しの場合はブロックが4つ以上つながっても消せるうえ、対戦相手に灰色ブロックを送り込むことが可能。さらに画面中央下に表示される“POWERゲージ”がアップしていき、ゲージが緑から黄、赤と変わるにつれて対戦相手側に送り込む灰色ブロックの硬度が増していく。硬い灰色ブロックは周囲でブロックを2回、3回と消さないと消えなくなるので、相手の邪魔をする効果が高い。

 ブロックを3つつなげるだけで消せるため、ブロックを消していくスピードが極めて速く、ブロックが上の方まで積み上がってきても挽回しやすい。連鎖も発生しやすいので追い詰められてからの一発逆転も狙える。逆に対戦相手を追い詰めてもトドメを刺しきれないと、まさかの逆転負けもありえるので、最後の最後まで白熱した戦いが楽しめる。攻略法としては、大きな連鎖を狙うとブロックが4つ以上つながって灰色ブロックになってしまう危険性が高いので、序盤は1連鎖を連続で作って細かく対戦相手の邪魔をしつつ“POWERゲージ”を上げていき、相手が連鎖で灰色ブロックを送り込んできたら、すばやく連鎖を組んで硬い灰色ブロックを送り返す、という戦法が有効となる。まずは連続して1連鎖を組めるように練習していくといいだろう。

 1人プレイ用の“MISSION”モードでハイスコアを極めていくのもいいが、本ゲームは対戦プレイがより面白い。ハイスピードで連鎖していくことがプレイの要となるうえに、ブロックを4つつなげてしまうと灰色ブロックになってしまうルールによって、たった一度のミスが勝敗を分けるスリルが抜群だ。多くの場合、敗因が自分のミスであり、それがはっきりしているのでつい『次やれば勝てる』と思い、熱くなってしまう。ルールと操作はすぐ覚えられるし、短時間で楽しめるので、ちょっとした空き時間を利用して友人と一緒に盛り上がろう。

連鎖の組み方の一例。赤ブロックを2つ縦に並べ、緑ブロックを挟んでその上に赤を乗せ……   緑ブロックを消すと、緑ブロックの上に乗っていた赤ブロックが落ちる(左下の画像に続く)
連鎖の組み方の一例。赤ブロックを2つ縦に並べ、緑ブロックを挟んでその上に赤を乗せ……   緑ブロックを消すと、緑ブロックの上に乗っていた赤ブロックが落ちる(左下の画像に続く)
これで赤ブロックが3つつながり、連鎖となるのだ   さらに黄色も3つつながって、連鎖が続く。POWERゲージもアップ!
これで赤ブロックが3つつながり、連鎖となるのだ   さらに黄色も3つつながって、連鎖が続く。POWERゲージもアップ!

【著作権者】YUTA 氏
【対応OS】Windows 98/Me/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.1
【ファイルサイズ】448KB

□Creation Field
http://members3.jcom.home.ne.jp/yamazake/

(藤井 宏幸)




トップページへ
週末ゲームINDEX へ
Copyright ©2005 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.
編集部への連絡は お問い合わせはこちらをクリック まで