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NEWS (05/04/26 16:30)

地球を周回する120以上の人工衛星の位置や軌道を世界地図上に表示「Orbitron」

スクリーンセーバーとしても動作可能

「Orbitron」v3.51
「Orbitron」v3.51
 
“レーダー”モード
“レーダー”モード
 地球を周回する120以上の人工衛星の位置や軌道を世界地図上に表示できるソフト「Orbitron」v3.51が、12日に公開された。スクリーンセーバーとしても動作するのが特長。Windows 95/98/Me/2000/XP/Server 2003に対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。なお作者は寄付として、ユーザーの住む街や地域を写したポストカードや、アマチュア無線の“QSLカード”(交信証)を歓迎している。

 「Orbitron」は、地球を周回する数千以上の人工衛星のうち、120を超える人工衛星の位置や軌道を世界地図上に表示できるソフト。人工衛星は、PCの時計と連動してリアルタイムに移動する。さらに、指定日時における各人工衛星の位置を示したり、指定間隔で時間を進めてアニメーション表示させることも可能。

 起動すると、世界地図が現在昼の地域を明るく、夜の地域を暗く色分けした状態で全画面表示される。画面右側には人工衛星のリストがあり、衛星名の左側にあるチェックボックスにチェックを入れれば、世界地図上に人工衛星の位置を示す小さな丸印が現れ、さらにこの丸印をクリックすると、その衛星がカバーする地域の範囲と地球約1周分の衛星軌道を示す線が地図上に描かれる。

 スクリーンセーバーとして動作できるのが特長で、初期設定のままインストールを行えば、本ソフトがスクリーンセーバーに自動で設定される。なおスクリーンセーバーとして動作する場合は、世界地図と通常起動時に指定した人工衛星のみの表示となり、衛星リストなどは表示されない。

 “世界地図”モード以外に、任意の1地点から見える人工衛星の方角が分かる“レーダー”モードも搭載。たとえば、日本人宇宙飛行士の野口 聡一氏が5月にも乗り込む予定の“国際宇宙ステーション”(ISS)を観測したいときなどに役立つだろう。

 そのほか、時間の経過などによる人工衛星の軌道変化に対応するため、米空軍などが公開する最新の衛星軌道データをインターネット経由で入手し、最新の状態に更新する機能もある。


【著作権者】Sebastian Stoff 氏
【対応OS】Windows 95/98/Me/2000/XP/Server 2003
【ソフト種別】フリーソフト(ポストカードなどの寄付歓迎)
【バージョン】3.51(05/04/12)

□ORBITRON / Satellite Tracking System / Sebastian Stoff homepage
http://www.stoff.pl/

(石川 敬峰)




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