バックアップ結果をプレビュー表示できるフォルダ同期・バックアップソフト

豊富に用意されたオプションを活用して複雑なバックアップ処理を実行可能

「CopyTo Synchronizer」v3.03

バックアップ結果のプレビュー画面

　バックアップ結果をプレビュー表示できるフォルダ同期・バックアップソフト「CopyTo Synchronizer」v3.03が、3月30日に公開された。98/Me/NT 4.0/2000/XPに対応する945円（税込み）のシェアウェアで、試用期間は30日。現在、作者のホームページからダウンロードできる。

　「CopyTo Synchronizer」は、バックアップ結果をプレビュー表示することで、バックアップ処理の取り消し・訂正をファイル単位で指定できるフォルダ同期・バックアップソフト。基本的な操作は、バックアップ元とバックアップ先のフォルダをセットで複数指定し、この複数セットに対してバックアップ処理を1つプルダウンメニューで選択すればよい。

　バックアップ処理は、新規作成したファイルや更新日時に新しいファイルのみをバックアップ先へコピーする“バックアップ”、2つのフォルダを同期する“同期”、バックアップ元にある全ファイルをバックアップ先へコピーする“コピーバックアップ”、アーカイブ属性が付加されたファイルのみをコピーする“差分バックアップ”など、合計14種類から選択できる。さらに細かな条件を付加することもでき、指定拡張子のファイルや、指定期間に更新があったファイルのみをバックアップ対象に設定可能。

　バックアップ元とバックアップ先のフォルダや、バックアップ処理の種類を指定したあとに［OK］ボタンを押すと、バックアップ元とバックアップ先のフォルダを調査してバックアップ結果をプレビュー表示する。どのファイルが上書きされ、どのファイルが新規に追加されるのかなどを、ファイル単位で確認できる仕組み。このとき、バックアップ結果のプレビュー画面で、指定ファイルのバックアップ処理を中止したり、ファイルをWindows関連付けのアプリケーションで開くことが可能。あとは、プレビュー画面で再び［OK］ボタンを押すと、バックアップ処理が実行される。

　そのほか、バックアップ処理を設定ファイルに保存しておき、設定ファイルを開くだけでバックアップを実行できる機能や、Windowsのタスク機能と連携してスケジュールでバックアップを実行する機能などを搭載している。

　基本操作はシンプルなのでパソコン初心者でも扱いやすいソフトであるうえ、パソコン上級者は豊富に用意されたオプションを活用して複雑なバックアップ処理も実行できるだろう。

【著作権者】kish　氏
【対応OS】Windows 98/Me/NT 4.0/2000/XP
【ソフト種別】シェアウェア 945円（税込み）
【バージョン】3.03（05/03/30）