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NEWS (05/03/31 17:30)

サーバー設置不要のスケジュール共有ソフト「アリエル・マルチスケジューラ」

ローカルファイルを参加メンバーに配布できる機能などを搭載

「アリエル・マルチスケジューラ」v3.1.6.06 ベータ版
「アリエル・マルチスケジューラ」v3.1.6.06 ベータ版
 P2P技術を採用しているため、別途サーバーを設置する必要がないスケジュール共有ソフト「アリエル・マルチスケジューラ」v3.1.6.06 ベータ版が、22日に公開された。Windows 98/Me/2000/XPに対応するフリーソフトで、現在開発元であるアリエル・ネットワーク(株)のWebサイトからダウンロードできる。

 「アリエル・マルチスケジューラ」は、各ユーザーが同社サーバーにログインしたあとに、P2P技術を利用してユーザー同士でデータを相互に直接やり取りし、スケジュールを共有できるソフト。同一LAN内のユーザーはもちろん、外部ユーザーともスケジュールを共有できるのが特長。

 まず初回起動時に、名前やメールアドレス、任意のパスワードを入力して無償のユーザー登録を行う。ユーザーは、本ソフトを起動するたびにサーバーへログインすることでスケジュールを共有できるようになる。

 スケジュール共有を開始するには、ユーザーの1人が“ルーム”を作成して他ユーザーを“ルーム”に招待する。招待は他ユーザーの登録メールアドレスを指定する方法のほか、同一LAN内のユーザーを招待する場合は自動で一覧表示されるユーザー名を選択するだけでよい。

 スケジュールを閲覧・編集する画面は3ペイン構造となっており、左ペインでは“ルーム”内のメンバーを一覧表示したり、予定の表示形式をタイムテーブルや週間・月間カレンダーから選択して切り替えられる。また右上ペインには、左ペインで選択した形式の予定表を表示し、右下ペインでは選択した予定の詳細情報を確認できる。

 予定は、カレンダーの日付をクリックし、別途表示されるウィンドウ上に予定内容や日時、場所などを入力すれば登録完了。と同時に、その予定が現在ログインしているメンバーに自動で配信される。予定入力時に、他メンバーに予定が見えないように設定することもできるが、予定の日時のみは“ルーム”の全メンバーに必ず配信されるので注意。

 さらに予定登録時には、ローカルファイルを添付して“ルーム”に参加する各メンバーに配布可能。なお、各メンバーの予定は随時配信されるので、予定が配信された際にログインしていなかったメンバーも、あとで予定を他メンバーから自動で受け取れるので安心。

 “ルーム”は複数作成できるので、仕事とプライベートを切り替えてスケジュールを共有することもできる。さらに、IP電話ソフト「Skype」と連携する機能や、本ソフトと「Outlook」のスケジュールを同期する機能などを搭載している。

 なお本ソフトは現在ベータ版であるが、正式版以降も無料で提供し続ける方針であるとのこと。また、本ソフトの上位版にあたる企業向けの「アリエル・プロジェクトA」が、同社Webサイト上で1ライセンスあたり6,825円(税込み)から販売されており、同ソフトはスケジュールの共有に加えてToDoやプロジェクトなども共有できる。


【著作権者】アリエル・ネットワーク(株)
【対応OS】Windows 98/Me/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】3.1.6.06 ベータ版(05/03/22)

□アリエル・プロジェクトA : プロジェクト管理に最適 - Ariel Networks
http://www.ariel-networks.com/

(中井 浩晶)




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