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NEWS (05/03/01 20:00)

「秀丸エディタ」、v5シリーズ第1弾のβ1で縦書きや段組に対応

ドラッグ&ドロップによるタブの分離・結合も可能

「秀丸エディタ」v5.00β1
「秀丸エディタ」v5.00β1
 (有)サイトー企画は1日、定番テキストエディター「秀丸エディタ」のv5.00β1を公開した。v5.00β1の主な変更点は、縦書き編集や段組編集に対応したこと。Windows 3.1/95/98/Me/NT 3.51/NT 4.0/2000/XPに対応するシェアウェアで、価格は4,200円(税込み)。現在同社のWebサイトからダウンロードできる。

 「秀丸エディタ」は、高速動作、多彩なカスタマイズ、高機能なマクロ言語などに定評がある定番のテキストエディター。縦書きへの切り替えは、まず[その他]メニューで[メニュー編集]を選び、[その他]項目で“縦書きモード”チェックボックスをONにする。あとは[その他]メニュー内の[縦書きモード]で、縦書き・横書きの切り替えが行える。さらに、“ファイルタイプ別の設定”画面で設定すれば、特定拡張子のファイルを常時縦書きで開くことも可能。

 また、この設定画面で[詳細]項目を選び、“段組”チェックボックスをONにすれば、段組での編集が可能となる。なお、段組設定は印刷には反映されないが、「秀丸エディタ」の印刷機能を拡張するソフト「秀丸パブリッシャー」を導入すれば段組印刷できる。

 v4.10から追加されたタブ機能も強化されており、タブをドラッグ&ドロップするだけでタブを独立したウィンドウに分離したり、あるいは分離したウィンドウを結合させることが可能。

 ファイル履歴についても改良が施されており、ファイル名の左に各ファイルのアイコンを表示するようになったほか、特定のファイル名を常に履歴内に表示させたり、あるいは特定のファイル履歴だけを削除することもできる。

 検索機能に関しては、検索ダイアログで“検索文字列を強調”チェックボックスをONにしておけば、該当文字列を強調表示できるようになった。チェックボックスをOFFにすれば、これまでと同様に文字列の強調表示は行わない。なお文字列の文字色や背景色は、拡張子ごとに設定可能。

 正規表現用ライブラリ“HMJRE.DLL”の仕様が変更され、Perlなどと互換性のある書式が使えるほか、マクロでは時間がかかりすぎる複雑な文字列変換を行うための専用モジュールも利用可能になった。ただし、この変換モジュールは現在公開されていないようだ。

 そのほか、「秀丸エディタ」にWebブラウザー機能を追加する「Hidemarnet Explorer」との連携強化や、コマンド・マクロの追加など、各種の機能追加が施されている。


【著作権者】(有)サイトー企画
【対応OS】Windows 3.1/95/98/Me/NT 3.51/NT 4.0/2000/XP
【ソフト種別】シェアウェア 4,200円(税込み)
【バージョン】5.00β1(05/03/01)

□秀まるおのホームページ
http://hide.maruo.co.jp/
□窓の杜 - 【NEWS】「秀丸エディタ」の印刷機能を大幅に拡張する「秀丸パブリッシャー」v1.00
http://www.forest.impress.co.jp/article/2002/07/04/hidemarupublisher.html
□窓の杜 - 【NEWS】タブ切り替えに対応した「秀丸エディタ」の最新バージョンv4.10が正式リリース
http://www.forest.impress.co.jp/article/2004/08/05/hidemarueditor410.html
□窓の杜 - 【NEWS】秀丸エディタにWebブラウザー機能を追加するアドイン「Hidemarnet Explorer」
http://www.forest.impress.co.jp/article/2004/10/12/hidemarnet.html

(石川 敬峰)




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