複数の圧縮ファイルの中身を1つの圧縮ファイルにまとめるソフト「ArcPacker」

“統合アーカイバ・プロジェクト”のライブラリを利用して各種圧縮形式に対応

「ArcPacker」v1.0

　複数のLZH/ZIPファイルの中身を1つのZIP/LZHファイルにまとめるソフト「ArcPacker」v1.0が公開された。Windows 98/XPに対応するフリーソフトで、現在ベクターのライブラリページからダウンロードできる。なお動作には、LZHファイルを圧縮・解凍するためのライブラリ“UNLHA32.DLL”や、ZIPファイルを圧縮・解凍するためのライブラリ“UNZIP32.DLL”が必要。

　「ArcPacker」は、複数のLZH/ZIPファイルの中身を、1つのLZHまたはZIP圧縮ファイルにまとめるソフト。複数のLZH/ZIPファイルを1つ1つ解凍し、解凍したファイルやフォルダ全てを1つのLZH/ZIPファイルに圧縮するまでの作業を、自動で実行してくれる仕組み。

　操作手順は、複数のLZH/ZIPファイルをウィンドウにドラッグ＆ドロップで登録し、出力ファイルの名前や保存先、圧縮形式をプルダウンメニューなどで指定するだけ。もとになる各圧縮ファイルのフォルダ構造を維持した状態で1カ所に集めて圧縮するので、各圧縮ファイル内に同じ名前のファイルが重複している場合は注意が必要。とくに、フォルダ構造を含まない圧縮ファイルが対象の場合、同じ場所に同名ファイルをまとめることになるため、本ソフトがファイルを出力する際に、該当ファイルの上書きまたはファイル名変更を指定することになる。

　さらにLZH/ZIP形式以外の圧縮ファイルを扱うことも可能で、LZH/ZIPと同様にライブラリを別途用意し、あらかじめ登録されているLZH/ZIPファイルの設定を参考にDLLファイルのパスや起動オプションなどを手動で登録すればよい。なお本ソフトは、圧縮ファイル関連サイト“統合アーカイバ・プロジェクト”で配布されている圧縮ファイル用の各種ライブラリに対応しているとのこと。

【著作権者】Aquariansoft　氏
【対応OS】Windows 98/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.0