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NEWS (04/10/15 17:50)

パソコンに保存した大切なデータの漏洩防止に役立つソフト「FileCapsule」

任意のファイルを既存のBMP/WAVEファイルに格納、フォルダをごみ箱などに偽装

「FileCapsule」v1.03
「FileCapsule」v1.03
 パソコンに保存した大切なデータの漏洩防止に役立つソフト「FileCapsule」v1.03が、3日に公開された。Windows 2000/XP以降に対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「FileCapsule」は、ローカル上のファイルやフォルダを通常では開けないようにして、情報漏洩の防止やプライバシー保護に役立つソフト。ファイルやフォルダのデータ漏洩を防止する機能が大きく分けて5種類あり、ウィンドウ内のタブで切り換える形となっている。

 まず[実行ファイルに埋め込む]タブでは、任意のファイルを格納したEXE形式の実行ファイルを作成できる。作成されたEXEファイルを実行すると格納したファイルを取り出せる仕組みで、実行時にパスワードを要求するようにロックをかけたり、ファイルを作成したパソコンの指定ドライブ上以外では実行できないように設定することができる。

 また[画像や音に埋め込む]タブでは、既存の24ビットBMPファイルやWAVEファイルのなかに、任意の複数ファイルを隠すことが可能。見た目上はもとのBMP/WAVEファイルと区別がつかず、画像・音声データも変化しないため、ファイルが隠されていることを気づかれない。隠したファイルは、同梱の専用ソフト“Decoder.exe”を利用し、圧縮ファイルを解凍するような感覚で抽出できる。

 さらに[フォルダを隠蔽する]タブでは、指定したフォルダを“ごみ箱”や“マイ コンピュータ”といったWindowsの特殊フォルダに偽装することが可能。たとえばごみ箱に偽装した場合、そのフォルダのアイコンがごみ箱アイコンに変化するとともに、フォルダを開こうとするとごみ箱の内容が表示されるようになる。偽装の解除は、同タブ上で実行可能。

 そのほか、任意のパスワードをキーにしてファイルを独自形式に圧縮する機能や、指定ファイルをファイル復元ソフトなどで復活できないように完全に削除する機能が搭載されている。なお、本ソフトの起動をパスワードでロックできるので、ごみ箱に偽装したフォルダを他人に解除されるといった心配もないだろう。


【著作権者】SPIRIT 氏
【対応OS】Windows 2000/XP以降
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.03(04/10/03)

□ON ERROR RESUME NEXT
http://www.geocities.jp/skynet3113/

(中井 浩晶)



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