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NEWS (04/10/15 19:20)

米Google、ローカルファイルを検索できる「Desktop Search」のBETA版を公開

Office文書やIEキャッシュなどのローカルファイルを検索できる

「Google Desktop Search」BETA
「Google Desktop Search」BETA
 米国カリフォルニア州マウンテンビューのGoogle Inc.は14日(現地時間)、Office文書やIEで閲覧したWebページのキャッシュなどのローカルファイルを検索できるソフト「Google Desktop Search」のBETA版を公開した。Windows 2000/XPに対応するフリーソフトで、現在同社のホームページからダウンロードできる。

 「Google Desktop Search」は、Office文書やIEで閲覧したWebページのキャッシュなどのローカルファイルを、ローカルコンピュータ内で素早く検索できるソフト。「Office 2000」以降のOffice文書、IE v5以降で閲覧したWebキャッシュ、「Outlook Express」v5や「Outlook 2000」以降のメール、「AOL Instant Messenger」v5あるいは「AOL」v7以降のメッセージ、そのほかテキストやMP3ファイルなどを検索できる。

 インストールするとタスクトレイに常駐し、PCが使われていない時間を利用して、自動的にファイル情報のインデックスを作成する。ファイルを監視して常時インデックスを更新するのが特長で、たとえば新規に作成したWord文書も、保存後数秒のうちに検索可能となる。


「Google Desktop Search」の設定画面
「Google Desktop Search」の設定画面
 使い方は、まずタスクトレイアイコンをダブルクリックすると、Windowsで通常使用する設定のWebブラウザーが開き、本ソフトの検索画面が表示される。ここで検索キーワードを入力すると、インターネット上での“Google”検索とほぼ同様のレイアウトで、ローカルに生成された検索結果ページが表示されるので、あとはリンクをクリックすれば、当該ファイルをOSに関連付けられたソフトで開ける。

 検索結果の並び順は、日付順か関連性の高さかでソート可能。また本ソフトをインストールすると、通常の“Google”検索を行った際にも、同じキーワードでローカル検索した場合のリンクの一部やヒット数などを、検索結果のWebページ上段に表示するようになる。設定画面では、検索の対象とするファイルタイプを指定したり、検索の対象から外したいフォルダやURLを登録することが可能。

 なお、現在英語版のみの公開だが、他言語への対応も検討しているとのこと。また、編集部にてWindows XPで試用したところ、「Word 2003」や「Excel 2000」、「PowerPoint 2002」などによるOffice文書やIEキャッシュは日本語で検索できたが、メールやUTF-8以外の文字コードで記述されたテキストなどは日本語で検索できなかった。


ローカル検索した場合の結果ページ   通常の“Google”検索結果にもローカル検索の情報が追加
ローカル検索した場合の結果ページ   通常の“Google”検索結果にもローカル検索の情報が追加


【著作権者】Google Inc.
【対応OS】Windows 2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】BETA(04/10/14)

□Google Desktop Search Download
http://desktop.google.com/
□Google Announces Desktop Search(プレスリリースのページ)
http://www.google.com/press/pressrel/desktopsearch.html

(石川 敬峰)



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