“Office Update”

　マイクロソフト（株）は13日、「Microsoft Excel」に“緊急”レベルの脆弱性があるとし、毎月公開される修正プログラムの10月版としてセキュリティ修正プログラムを公開した。また、先月公開された“GDI+”の修正プログラム“MS04-028”が、Windows XP SP2上の「Microsoft Office XP」「Microsoft Visio 2002」「Microsoft Project 2002」に正しく適用できなかったとし、不具合を修正して再リリースされた。現在、同社Webサイト、または“Office Update”機能を利用して、修正プログラムを無償でダウンロードできる。

　今回報告された「Microsoft Excel」の脆弱性は、管理者権限のあるユーザーが悪意のあるExcel文書を開くと任意のコードが実行されるというもの。影響を受けるのは「Microsoft Excel 2000」と「Microsoft Excel XP」で、これらは「Microsoft Office 2000」と「Microsoft Office XP」にも同梱されている。

□2004 年 10 月のセキュリティ情報
http://www.microsoft.com/japan/security/secinfo.mspx
□窓の杜 - 【NEWS】マイクロソフト、9月版の修正プログラムでJPEG処理の脆弱性などを修正
http://www.forest.impress.co.jp/article/2004/09/15/jpeggdi.html

（中井 浩晶）