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NEWS (04/06/11)

「RealOnePlayer」や「RealPlayer」などに任意のコードを実行できる脆弱性

オートアップデート機能を利用して修正プログラムを適用可能

「RealPlayer 10」のオートアップデート機能
「RealPlayer 10」のオートアップデート機能
 米RealNetworksは9日、同社製マルチメディアプレイヤー「RealOnePlayer」や「RealPlayer」などに任意のコードを実行できる脆弱性があるとし、修正プログラムを公開した。なお「RealOnePlayer」や「RealPlayer」に修正プログラムを適用するには、現在のところ本ソフトのオートアップデート機能を利用するのみ。

 本脆弱性の影響を受けるのは、「RealOne Player」英語版、「RealOne Player」v2、「RealPlayer 10」英・独・日本語版、「RealPlayer 8」、「RealPlayer Enterprise」。ただし、「RealPlayer 8」には修正プログラムが提供されないので、オートアップデート機能などを利用して「RealPlayer 10」にバージョンアップする必要がある。

 脆弱性の内容は、本ソフトが確保するメモリ領域“ヒープ”上に、同梱ファイル“embd3260.dll”がエラーメッセージを上書きできるというもの。本脆弱性は、特別に細工を施したRAM形式の動画ファイルをユーザー側が再生することが引き金となり発生し、攻撃者がリモートで任意のコードを実行できてしまう。

 なお現在、同社日本語サイトからダウンロードできるソフト本体は「RealPlayer 10」のみになっており、Windows 98/Me/NT 4.0/2000/XPに対応するフリーソフト。


□Real.com - RealOnePlayer is now RealPlayer
http://japan.real.com/player/
□カスタマー サポート - RealOne セキュリティ アップデート
http://service.real.com/help/faq/security/040610_player/JA/

(中井 浩晶)


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