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リング型パネルで予定時刻を入力するP/PC用スケジューラー「KMSchedule」v2.1

入力したスケジュールデータは「予定表」と同期し、“Today”画面にも表示される

（04/04/08）

「KMSchedule」v2.1

　アナログ時計のように1～12の数字が描かれたリング型パネルを使い予定時刻を素早く入力できるPocket PC用スケジューラー「KMSchedule」v2.1が、7日に公開された。MIPS、SH3、ARM系CPUを搭載するPocket PCや、Pocket PC 2002/2003に対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

　「KMSchedule」は、1～12までの数字が振られたリング型パネルの上でスタイラスを2回滑らせれば、予定の開始時刻と終了時刻を5分刻みで入力できるPocket PC用スケジューラー。メイン画面は3ペイン型で、右上ペインに当月のカレンダーを、下ペインに今日から最大12日分の予定を一覧表示する。また左上ペインに、予定のある時間帯をグレーで、予定のない時間帯を白で塗りつぶした1日分の“タイムバー”を表示する。画面下側の［新規］ボタンをタップすると予定入力画面に切り替わり、件名、場所、開始時刻と終了時刻の4項目を入力可能。件名と場所の履歴はそれぞれ20件まで自動保存し、プルダウンメニューで選択すれば素早く再入力でき便利。画面下側の空欄には手書きメモを書き入れられ、件名がなく手書きメモが存在する予定は、メイン画面の予定一覧でこの手書きメモが縮小表示される。時間がないときは手書きで予定のメモを取り、あとから件名や場所を入力し直すといった使い方もできるだろう。入力したスケジュールデータはPocket PC標準の「予定表」と同期し、“Today”画面にも表示可能だ。

予定入力画面

　時刻入力に用いるパネルは2重のリングになっており、外側のリングにはアナログ時計と同様の配置で1～12の数字が描かれている。開始時刻を入力する場合は、外側のリングで“時”を、内側のリングで“分”を指定する。たとえば、開始時刻が9時15分の場合、まず外側リングの“9”をタップし、そのままスタイラスを内側リングの“3”までドラッグしてから離す。終了時刻の入力は逆で、たとえば10時30分と入力する場合、内側リングの“10”をタップして外側リングの“6”へドラッグすればよい。デフォルトでは朝の9時から21時まで12時間の予定を記録でき、リング中央部を押すことで夜21時から朝9時までの予定も入力可能。独特な入力方式に初めは戸惑いを覚えるかもしれないが、プルダウンメニューやソフトキーボードよりもずっと手早く時刻を入力できるので、慣れたら手放せなくなるだろう。

【著作権者】マスダ　氏
【対応OS】Pocket PC（MIPS/SH3/ARM）、Pocket PC 2002/2003
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】2.1（04/04/07）

□田舎のソフト屋
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/2225/

（石川 敬峰）