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何パーセント読んだか確認できるしおり機能付きテキストビューワー「smoopy」

ルビや傍点がつけられた“青空文庫”形式のテキストを縦書き表示できる

（04/01/13）

「smoopy」v1.24

　テキストファイル全体のうち何パーセント分の文章を読み進めたか確認できるしおり機能を備えたテキストビューワー「smoopy」v1.24が、3日に公開された。Windows 2000/XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

　「smoopy」は、ドラッグ＆ドロップなどで読み込んだテキストをページ単位で縦書き表示するテキストビューワー。別ウィンドウで開く“しおり”に現在開いているページの位置を複数記録することが可能。このとき、何パーセント分のテキストを読了したか数字と横棒グラフで確認できるのが特長で、たとえば読み終わりそうなテキストから優先して読み始めるなどの判断に役立つ。TXT形式のほか、“青空文庫”形式のテキストに対応しており、ルビや傍点を表示することができる。通常“青空文庫”形式のテキストでは、JIS第一水準・第二水準に含まれない文字は“※”などの記号に置き換えられたうえで、文字の形状のヒントとなる“「需＋頁」、第3水準1-94-6”といった注記が施されるとともにルビが表記される。本ソフトではこの注記を標準で表示せず、“※”にマウスカーソルが重ねられたときだけ注記の内容をポップアップ表示できるので、普段は注記を気にせずにさくさくとテキストを読み進め、気になるときだけ注記を確認できて便利だ。そのほか、終了時のページを次回の起動時に自動で開く機能も備える。

　基本操作は、［←］キーや左クリックなどで次のページに進み、［→］キーや右クリックなどで前のページに戻る。そのほか、ウィンドウ下側のスライダーでもページを移動可能。初期状態では縦32文字、横16行の縦長なページだが、［Shift］＋［Ctrl］＋カーソルキーで縦の文字数や行数を素早く変更することができるので、自分の読みやすい文字数に調節するとよい。また、［Shift］＋右クリックで設定画面を開けば、文字色や背景色、フォントやフォントサイズ、上下左右の余白や行間などの細かな変更も行え、さらに背景にBMP/JPEG画像を表示することも可能。本ソフトを利用して、“青空文庫”に収録されているような名作を読んでみてはいかが。

【著作権者】糸口　氏
【対応OS】Windows 2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.24（04/01/03）

□Site Clue
http://www.niji.jp/home/itoguchi/
□青空文庫　Aozora Bunko
http://www.aozora.gr.jp/

（石川 敬峰）