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30階建ての塔を探検するコマンド選択型RPG「水色の塔」v1.18が公開

3枚の数字パネルをスロット風に止めるとその数字に応じたイベントが発生する

（04/01/07）

「水色の塔」v1.18

　30階建ての塔を探検するコマンド選択型RPG「水色の塔」v1.18が、12月26日に公開された。Windows 95/98/Me/2000/XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

　「水色の塔」は、街外れに立つ30階建ての巨大な塔“水色の塔”を探検するコマンド選択型RPG。プレイヤーは冒険が大好きな少女“シオ”となって街と塔を往復し、塔に巣くう魔物を退治しながら最上階を目指す。画面はコマンド選択型のアドベンチャーゲーム風で、街の場面では“休憩”コマンドで宿に泊まったり、“購買”コマンドで食料や傷薬などのアイテムが買える。また塔は下から上への一方通行となっており、いったん入り込むと5の倍数となる5階、10階などに達しないと脱出できないため、アイテムは街でしっかりと補充しておこう。一方、塔の場面では“探索”コマンドがメインとなる。“探索”コマンドを選ぶとスロットマシーンのように高速で数字が切り替わるパネルが3枚現れるのでクリックして止めていこう。すると、この3桁の数字に応じ、ゴブリンや火の玉などの魔物との戦闘、落石やバナナの皮などの罠の出現、レアアイテムが入った宝箱の発見など、各種イベントが発生する。たとえば落石の罠の場合、数字が切り替わらない固定型のパネルが5枚現れ、短い時間内に最大の数が書かれたパネルをクリックしないとダメージを受けてしまうなど、リアルタイム型の緊張感あるイベントになっている。そのほか、塔の場面は毎回1階からスタートし、“探索”コマンドで特定の数字が出れば階段を見つけて上の階へ登れるようになる。

　魔物との戦闘は1対1のターン制で、戦闘、アイテムの使用、逃亡の3種類のコマンドを選んでいく。勝利すればお金やアイテムが手に入るが、体力がゼロになるとアイテムをすべて失い、所持金を半額にされた状態で街へ送り返されてしまう。塔の内部ではセーブができないため、どの階で帰還するのがよいかうまく見極めよう。また主人公には体力のほか、“満腹度”というパラメーターがあり、“探索”コマンドを実行するたびに少しずつ減少していく。満腹度がゼロになった場合も、体力がゼロの場合と同様のペナルティが課せられるため、こまめに食料を摂るようにし、さらに食料の残数にも気を払おう。

　正しい手順で塔から街に戻れば、登った階数や倒した敵の数などに応じて経験値が与えられ、体力や攻撃力、防御力を強化できるので、より危険な魔物達が登場する上の階へ登っていけるようになる。街の場面では、主人公に好意を寄せる少年“フィル”や、所持金が多いと押し売りにくる“シバ”などからレアアイテムを入手できることがある。なかでも、“オーブ”と呼ばれるアイテムは重要で、宝箱を解錠する能力が身につくものや、必殺の一撃が出やすくなるもの、空腹を癒すものなど様々だ。だが、初期状態では主人公は1種類のオーブしか装備できないので、いくつか試して自分のプレイスタイルにあったものを選び、塔を攻略しよう。

街での会話		魔物との戦闘

【著作権者】犬と猫
【対応OS】Windows 95/98/Me/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.18（03/12/26）

□犬と猫
http://members.at.infoseek.co.jp/konatu572/

（石川 敬峰）