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Review NEWS

サーバーPCのパフォーマンスを監視してデータ取得「GASAIRE」の体験版が公開

プロセスごとのCPU使用率やスレッド数などのデータを1秒間隔で取得可能

(03/11/28)

「GASAIRE」
「GASAIRE」
 (株)蒼天は27日、Windowsマシンのパフォーマンスを監視し、データを取得できるソフト「GASAIRE」の体験版をリリースした。Windows 2000/XPに対応する体験版フリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。体験版は、価格が98,000円の製品版“基本パッケージ”の機能をすべて試用でき、試用期限は20日間。なお、現時点ではWindows NT 4.0/2000/XP/Server 2003がインストールされたマシンしか監視できないが、2004年1月にLinux、2004年中にUNIXのマシンの監視にも対応する予定とのこと。

 「GASAIRE」は、Windowsマシンのパフォーマンスを監視してデータを取得できるソフト。Windows NT 4.0/2000/XP/Server 2003がインストールされたマシンをリモートで監視でき、CPU使用率、メモリ・ディスクの空き容量やデータ転送量、ネットワークのデータ転送量やパケット送受信量、プロセスごとのCPU使用率やスレッド数といったデータを1秒~1分間隔で取得して保存する。マシンの監視は、本ソフトのスケジュール機能で開始・終了時刻を任意の時刻で指定するなど期間を区切る必要があるが、毎日、毎週、毎月といった単位でデータを区切りながら継続して監視することも可能。また、CPUやディスクの使用率が指定パーセント以上、空きメモリ容量が指定MB以下になったときにデータを取得開始することもできる。取得したデータはCSV形式に出力されるので、マシンが異常終了したときなどの原因を究明する際に活用しよう。

 「GASAIRE」のインストールは、監視対象となるマシン以外に、監視対象のマシンにAdministrator権限をもち、かつTCP/IPアクセス可能な別マシンに行うこともできるので、対象マシンに大きな負荷をかけずに監視できるのも特長。データの取得は、本ソフトを起動すると表示されるウィンドウ上側に、[稼働データの収集/監視]と[CSVファイルの作成]という2つのボタンがあるので、まず[稼働データの収集/監視]ボタンを押し、監視したいマシンと監視期間を指定しよう。監視が終了したあとは、[CSVファイルの作成]ボタンを押し、リスト表示されるなかから任意の日付・時間の監視ログを選択し、出力データの種類をプロセス別、リソース別、基本、詳細のなかから選び、[CSV作成]ボタンを押せばログファイルをCSV形式で出力できる。CSVファイルをExcelなどで読み込み、グラフ化して解析してもよいだろう。

【著作権者】(株)蒼天
【対応OS】Windows 2000/XP
【ソフト種別】体験版フリーソフト
【バージョン】-(03/11/27)

□蒼天
http://www.so-ten.co.jp/

(竹元 克己)


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