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WAVEファイルをもとに任意の1音色でMIDIファイルを作成「EasyMusicAnalysis」

WAVEファイルを読み込んでボタンを順番に4個押すだけでMIDIファイルを作成

(03/11/25)

「EasyMusicAnalysis」v1.40
「EasyMusicAnalysis」v1.40
 WAVEファイルをもとに任意の1音色でMIDIファイルを作成できるソフト「EasyMusicAnalysis」v1.40が公開された。Windows 2000/XPに対応するフリーソフトで、現在ベクターのライブラリページからダウンロードできる。

 「EasyMusicAnalysis」は、WAVEファイルをもとに任意の1音色でMIDIファイルを作成できるソフト。WAVE形式の音楽ファイルを読み込み、1番から4番までの数字が振られたボタンを順番に押していけばGM規格のMIDIファイルを出力できる。MIDIファイルは、もとにしたWAVEファイルと同じ階層に、ファイル名末尾に“.MID”を付加した名前で自動保存され、本ソフトのウィンドウ上で再生して出来上がりをただちに試聴可能。使用する音色を変更したいときは、ウィンドウ左下の“GM音色番号”設定欄に音色番号を入力して[load]ボタンを押し、3番から手順をやり直せばよい。

 1番の[音楽音解析]ボタンを押すとWAVEファイルのスペクトル解析が行われ、2番の[クラスタリング]ボタンを押すと、1番の分析結果から連続性をもつ音の集団が抽出される。そして3番の[音高認識]ボタンを押すと、各集団の音高、音長、音量がデータ化され、最後に4番の[1~3よりMIDIを生成]ボタンを押すことでMIDIファイルが出力される仕組み。1番から4番の処理中はMS-DOSプロンプトが表示され、現在の進行状況を確認可能。また、1番と2番の解析結果をグラフ表示する機能も備える。なお本ソフトは、たとえばピアノ音は認識率が高く、ドラム音は苦手などの特性があり、曲中で使われる楽器によりMIDIファイルの出来具合も変わるので、いろいろな音楽ファイルを試してみよう。

【著作権者】Masahiro Fukui 氏
【対応OS】Windows 2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.40

□EasyMusicAnalysis(WindowsNT/2000/XP/画像&サウンド)
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/art/se302100.html

(石川 敬峰)


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