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任意のファイルを解除キーとしてファイルを暗号・復号化「アタッシェケース」

実行形式のEXEファイルで出力することも可能

(03/11/19)

「アタッシェケース」v1.30
「アタッシェケース」v1.30
 パスワードはもちろん任意のファイルを解除キーとして指定し、ファイルやフォルダを暗号・復号化できる「アタッシェケース」v1.30が、9日に公開された。Windows 98/NT/2000/XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「アタッシェケース」は、パスワードはもちろん任意のファイルを解除キーとして指定し、ファイルやフォルダを暗号・復号化できるソフト。パスワードの代わりに任意のファイルを解除キーとして指定したい場合は、まず設定画面の[高度な設定]タブで“パスワードファイル”機能をオンにする必要がある。次に、本ソフトのアイコンまたはウィンドウに暗号化したい複数のファイルやフォルダをドラッグ&ドロップしたあとに、復号時に使用する任意のファイルをドラッグ&ドロップして[暗号化]ボタンを押そう。すると暗号化されたファイルが、元データのファイル名のうち拡張子のみを独自のATC形式に変更した形で、元データと同じフォルダに作成される。暗号化されたファイルを復号化したい場合は、ATCファイルを本ソフトのアイコンまたはウィンドウにドラッグ&ドロップし、復号化用ファイルをドラッグ&ドロップするだけ。さらに、暗号化で作成されるファイルは独自のATC形式だけでなく、実行形式のEXEファイルで出力することもできる。

 また、ファイルを暗号化する際に復号化用ファイルを指定するのではなく任意のパスワードを入力しておけば、パスワードで復号化することも可能。そのほか、設定画面で暗号・復号化したファイルを常に同じフォルダに保存したり、暗号化処理を行ったあとに元データを自動で削除するように設定することが可能。また、“パスワードファイル”機能では、暗号化ファイルの復号時に特定の場所にある復号化用ファイルを自動でチェックすることもできるため、例えばリムーバブルディスクなどに復号化用ファイルを保存しておけば、ハードウェアキーのような感覚でファイルを復号化することが可能だ。

【著作権者】ひばら みつひろ 氏
【対応OS】Windows 98/NT/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.30(03/11/09)

□つぶやきの森
http://homepage2.nifty.com/hibara/

(中井 浩晶)


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