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ペガシス、DVDオーサリングソフト「TMPGEnc DVD Author」v1.5.15.49をリリース

オーサリングの全行程を対話式のウィザードで行うことができる

（03/10/17）

「TMPGEnc DVD Author」v1.5.15.49

　（株）ペガシスは16日、DVDオーサリングソフト「TMPGEnc DVD Author」v1.5.15.49をリリースした。Windows 2000/XPに対応するソフトで、6,800円のシェアウェアとして販売されているほか、標準価格が9,800円のパッケージ版が店頭販売されている。購入前に30日間試用できるシェアウェア版は、現在同社Webサイトからダウンロードできる。

　「TMPGEnc DVD Author」は、MPEGファイルの読み込みからDVDライティングまでの全行程を対話式のウィザードで行うことで、DVD-VIDEOを作成できるDVDオーサリングソフト。ウィンドウ上側に並んでいる［スタート］［ソースの設定］［メニューの作成］［書き出し］という4つのボタンを左から順番に押していき、各ボタンを押した後に表示される指示に従って作業を行うだけで、DVDメニュー付きのDVD-VIDEOが簡単に作成される。本ソフトではオーサリング作業の内容をプロジェクトファイルという単位で管理するため、複数のオーサリング作業を平行して行うことも可能。また、DVD-VIDEO規格に準拠していないMPEG-1/2ファイルを読み込もうとすると、警告ダイアログが開いて準拠していない点を具体的に指摘してくれるので、同社製のMPEG編集ソフト「TMPGEnc Plus」などで再編集する際の参考にするとよい。

不要シーンのカットやチャプターポイントの設定を行える

　本ソフトを起動すると、［スタート］ボタンをクリックしたときと同じ画面が表示されるので、新規にオーサリング作業を行う場合は［新しくプロジェクトを作成する］ボタンを押し、作業を再開したい場合には既存のプロジェクトファイルを読み込もう。次の［ソースの設定］ではDVD-VIDEOで使用するシーンとして、自分で撮影・録画したMPEG-1/2ファイルや、DVDレコーダーで録画したDVD-VR形式のVROファイルなどを登録する。登録した動画はGOP単位のコマに区切ったシーケンスでサムネイル表示され、ここで不要シーンのカットやチャプターポイントの設定を行うこともできる。また、シーンごとの設定画面で“入力音声の種類”に“二ヶ国語音声”を選択すれば、音声の左チャンネルが主音声、右チャンネルが副音声となり、二カ国語対応のシーンも作成可能。さらに、作成済みのDVD-VIDEOから任意シーンを読み込むこともできるので、これから作成するDVD-VIDEOのシーンとして再利用することも容易に行えるだろう。

メニューのレイアウトも変更可能

　［メニューの作成］では、DVDメニューのテンプレートを“クール１”“ダブルトラック１”などの中から選択したり、トップメニューとトラックメニューのレイアウトを、プレビュー画面で確認しながらマウス操作だけで自由に変更できる。メニューで使用するボタンや背景の画像として、BMP/JPEG/PSD形式の静止画だけではなく、MPEG形式の動画を利用することも可能。また、二カ国語対応のシーンがあれば“音声選択”のメニューが自動挿入される仕組み。最後の［書き出し］段階で［書き出し開始］ボタンをクリックすると、“VIDEO_TS”フォルダへIFO/BUP/VOBファイルが出力され、続けてDVD-R/-RW/+R/+RWメディアへのライティングも行える。このように、簡単な手順だけでDVDメニュー付きのDVD-VIDEOを作成できるので、秋の行楽シーズンにDVで撮った動画を本ソフトを使ってDVDオーサリングしてみてはいかが。

【著作権者】（株）ペガシス
【対応OS】Windows 2000/XP
【ソフト種別】シェアウェア 6,800円（パッケージ版の標準価格は9,800円）
【バージョン】1.5.15.49（03/10/16）

□Pegasys Inc.
http://www.pegasys-inc.com/j_main.html
□窓の杜 - TMPGEnc Plus
http://www.forest.impress.co.jp/library/tmpgencplus.html

（竹元 克己）