窓の杜Logo

.
Release NEWS

「openCanvas」互換の描画機能を備えたアニメ作画ソフト「Frames」

ファイル保存や動画作成に関する機能の一部を利用できない試用制限がある

(03/09/08)

「Frames」v1.00 beta 1
「Frames」v1.00 beta 1
 システム・プロダクト(株)は3日、マウスやタブレットで描いた静止画を時間軸上に配置し、動画に変換できるアニメーション作画ソフト「Frames」v1.00 beta 1をリリースした。同社製で定評のあるレイヤー対応ペイントソフト「openCanvas」と同等の描画機能を備えているのが特長。Windows 98/Me/2000/XPに対応するベータ版フリーソフトで、ファイル保存や動画作成に関する機能の一部を利用できない試用制限がある。現在同社のWebサイトから無償でダウンロードできる。なお、正式版はシェアウェアとして公開する予定とのことだが、価格は未定。

 「Frames」は、ペン画や水彩画をマウスまたはタブレットで描けるレイヤー対応ペイントソフト「openCanvas」と同等の描画機能を備えたアニメーション作画ソフト。オブジェやキャラクターの動作を1フレームずつ静止画で描画し、複数フレームのまとまりである“シーケンス”をプロジェクト編集ウィンドウの時間軸上に配置していけば、ポップアップウィンドウ内やプレイヤーウィンドウ内でアニメーションをプレビュー表示できる。各フレームではレイヤーを自由に重ね合わせることができるほか、前後のフレームの内容がレイヤーのように透けて表示される仕組み。また、時間軸上ではシーケンスの並び順を横軸で、重ねる順番を縦軸で変更するといったことが可能。そのため、単一ではなく複数のシーケンスデータを組み合わせれば、背景の手前で複数のキャラクターを動かしたり、キャラクターの顔に瞬きする目やパクパクする口を追加するといったことも比較的容易に行えるだろう。なおv1.00 beta 1では、フレームをBMP/JPEG/PNG形式の静止画で、最小のアニメーション単位であるシーケンスを独自形式で保存することはできる。しかし、シーケンスを組み合わせたプロジェクト単位でデータを保存する機能や、プロジェクトの内容をAVI/SWF形式の動画にエクスポートする機能は利用できない。

【著作権者】システム・プロダクト(株)
【対応OS】Windows 98/Me/2000/XP
【ソフト種別】ベータ版フリーソフト
【バージョン】1.00 beta 1(03/09/03)

□portalgraphics.net
http://www.portalgraphics.net/

(竹元 克己)


トップページへ
Copyright (c) 2003 Impress Corporation All rights reserved.
編集部への連絡は mado-no-mori-info@impress.co.jp まで