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Review NEWS

クロスワードパズルの問題作成支援ソフト「Crocus」v0.35が公開

オリジナルのクロスワードクイズの問題を作成して友人用に印刷しよう

(03/08/07)

「Crocus」v0.35
「Crocus」v0.35
 クロスワードパズルの問題作成を支援するソフト「Crocus」v0.35が、7月24日に公開された。Windows XPに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 2000でも動作することを確認した。現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「Crocus」は、クロスワードパズル作成支援ソフト。作成するにはまず、文字を埋めていくフィールドの縦・横のマス数や、1マスのピクセルサイズを指定する。次に、カーソルキーの上下左右でフィールド上のカーソルを上下左右に移動し、単語の先頭部分となるマスにカーソルを合わせてから、[Tab]キーを使って単語が下方向なのか右方向なのかを指定した後、キーボードを使って単語を直接入力すると、単語を形成する文字列が1マスに1文字ずつ自動的に分解されて配置される。解答者が単語を連想する“カギ”は、単語の先頭部分のマスにカーソルが合っているときに、フィールドの右側にある縦カギ用または横カギ用の入力欄にカギの文章を入力して[Enter]キーを押すことで登録でき、同時にマスの左上にカギの通し番号が振られる仕組み。単語と同じ数だけカギを登録し終えたら、文字が埋まらなかった全ての空白マス上でスペースキーを押してマスを黒色に塗りつぶそう。最後に、特定のマスの文字を順に読むと意味を成す“キーワード”の言葉を設定すれば、問題の作成作業は完了だ。印刷はツールバー上にある[K]ボタンを押すと表示される“カギレイアウト”ダイアログで、マス状のフィールド、縦カギ一覧、横カギ一覧の位置関係やフォントサイズなどを指定後、プリントアウトすればよい。

 また、単語は基本的に自力で入力しなければならないが、あらかじめテキストエディターなどを使って改行区切りの単語辞書ファイルを作成しておけば、含まれる文字や文字数などの条件で辞書検索した単語を、直接マスに貼り付けていくことも可能だ。たとえば、4文字の単語を検索したいときには、単語を入力したい4つのマスに[Ctrl]+スペースの操作で“「”“□”“□”“」”と灰色で記号を入力した後、[Ctrl]+[J]キーを押すと辞書検索ウィンドウ内に4文字の単語一覧が表示される。一覧の中から任意の単語をダブルクリックすれば、さきほど灰色の記号を入力した部分にその単語を貼り付けることができる。さらに、灰色の記号と任意の文字を同じマスに入力することで単語の絞り込み検索を行うことも可能。たとえば、1文字目のマスに“「お”と入力して4文字単語を県名の辞書ファイルを使って検索すれば、“おおいた”“おおさか”“おかやま”“おきなわ”といった単語が表示される、といった具合だ。マスに直接単語を1つ1つ入力して問題を完成させるのは難しいので、辞書検索による単語の入力方法を十二分に活用していくのがオススメだ。

【著作権者】三竿 哲彦 氏
【対応OS】Windows XP(編集部にてWindows 2000でも動作確認)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.35(03/07/24)

□クロッカス咲イタ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/8848/

(竹元 克己)


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