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計算履歴をリスト表示して演算結果を再利用できる関数電卓「GridCalculator」

四則演算、累乗、三角関数、対数、平方根を同時に演算できるため高校生に最適

（03/08/05）

「GridCalculator」v1.10

　計算履歴をリスト表示して演算結果を再利用できる関数電卓「GridCalculator」v1.10が、7月27日に公開された。Windows 2000/XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

　「GridCalculator」は、計算履歴をリスト表示して演算結果を再利用できる関数電卓ソフト。括弧付きの四則演算に加えて、累乗、三角関数、対数、平方根といった中学・高校までに学ぶ関数も同時に扱え、高校生が数学を学習する際に最適なソフトだ。数式を入力して計算すると、演算結果と数式が画面下部に履歴としてリスト表示され、“A0”といったリスト番号を数式内に記述すれば、“A0”の演算結果を呼び出すことができる。例えば、“A0”が“1＋2”、“A1”が“3*4”と記述されている場合、数式に“A0＋A1”と記述すれば演算結果は“15”となる。計算履歴は最大100個まで保存でき、演算結果を呼び出して自由に再利用可能。また、演算結果の表示形式を実数・整数で切り替えたり、16進数に変換することもできる。さらに、メニューの[設定]で任意の文字列に定数を割り当てられ、あらかじめ“PI”に円周率、“C”に光速が設定されている。そのほか、計算履歴のリストを「Excel」に直接出力したり、クリップボードにコピーすることが可能。このソフトを利用すれば、一度に計算すると混乱してしまう長い数式でも、計算履歴を活用することで数回に分けて計算することができるだろう。

【著作権者】妹尾 英樹（せおひでき）　氏
【対応OS】Windows 2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.10（03/07/27）

□HSnetwork
http://www.din.or.jp/~hsnet/

（中井 浩晶）