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Pocket PC用文字入力ソフト「Effy-OpenEyes2.0 50音(日/英) for Windows CE」

“永”という字を8つのパーツに分解したボタンから漢字を入力することが可能

（03/06/11）

「Effy-OpenEyes2.0 50音(日/英) for Windows CE」

　“永字八法”という独自の方式で漢字を入力できるPocket PC専用日本語入力ソフト「Effy-OpenEyes2.0 50音(日/英) for Windows CE」が公開された。ARM、MIPS、SH3系CPUのPocket PC、ARM系CPUのPocket PC 2002に対応したシェアウェアで、価格は990円。現在TimeSpaceSystem Co., Ltd.の製品紹介ページからダウンロードできる。なお、試用期間は30日間となっており、ライセンスキーを入力しないまま30日経過すると本ソフトを利用できなくなる。

　「Effy-OpenEyes2.0 50音(日/英) for Windows CE」は、“永字八法”という独自の方式で漢字を入力できるPocket PC専用日本語入力ソフト。“永字八法”とは、漢字の“永”という文字を8つの点や線に分解し、入力する文字の筆順にしたがってそれぞれのパーツを組み合わせていくことで漢字を入力できる方法のこと。漢字を入力するときは、画面下の文字入力パネルの右側に表示されている9つのボタンを利用する。ボタンには電卓のように1～9の番号が割り当てられており、2～9番には漢字の“永”を分解した“｀”“ー”“ノ”などのパーツ、1番のボタンには部首指定ボタンが割り当てられている。たとえば、“永”という字と同じように1画目に点を書く漢字を入力するときは、画面右側で点が描かれている2番の“｀”ボタンを押すと、1画目に点を書く[火][空][六]といった独自の辞書に収録されている漢字を候補として表示するので、候補の中から入力したい漢字を選択しよう。もし、入力したい漢字が候補の中にない場合は、2画目にあたる5番の“ー”ボタンを押すと、候補が絞り込まれる仕組み。また、1画目に2番の“｀”ボタンを押したあとに1番の部首指定ボタンを押すと、1画目が点から始まる“さんずい”や“しめすへん”といった部首の漢字が候補に表示される。つまり、入力したい漢字の書き順を8つの点や線で指定することにより候補が正確に絞り込まれ、ボタンを数回押すだけで簡単に漢字が入力できる仕組みだ。

　さらに、文字入力パネル左側には[あ][か][さ]といったひらがな50音の各行の頭文字のボタンが表示されており、このボタンで行を確定し、そこから絞り込んでいく形でひらがなを入力後、漢字に変換することも可能。そのほか、“永字八法”のような独自の方式でアルファベットや英単語を入力したり、文字入力パネル上の任意の位置でスタイラスペンをタップしたまま右に線を引くといった特定のジェスチャーで、空白や改行などを入力することもできる。少ないボタンで確実に文字を入力できるので、ボタン数の多い「Pocket IME」からの乗り換えを考えている人は、試してみよう。

【著作権者】TimeSpaceSystem Co., Ltd.
【対応OS】Pocket PC（ARM/MIPS/SH3）、Pocket PC 2002（ARM）
【ソフト種別】シェアウェア 990円
【バージョン】-

□TimeSpaceSystemのご訪問を歓迎します。
http://www.timespace21.co.kr/jp/

（小津 智幸）