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Release NEWS

アップルコンピュータ、FOMAの動画を再生できる「QuickTime」v6.3をリリース

Pro版では3GPP規格準拠のマルチメディアファイルを作成することも可能

（03/06/04）

「QuickTime」v6.3（Pro版）

　アップルコンピュータ（株）は3日、マルチメディアプレイヤー「QuickTime」の最新版であるv6.3と、同ソフトを3GPP規格準拠のファイルに対応させるプラグイン「QuickTime 3GPPコンポーネント」を公開した。Windows 98/Me/NT/2000/XPに対応するフリーソフトで、現在同社のホームページからダウンロードできる。なお、Pro版にアップグレードするためのライセンスが3,600円で販売されており、ライセンスを購入するとオーサリング機能を利用できるようになる。

　今回公開されたv6.3の主な変更点は、同ソフト専用のプラグイン「QuickTime 3GPPコンポーネント」を導入することで、NTTドコモの最新ケータイ“FOMA”で撮影した3GPP規格準拠の動画ファイルを再生可能になったこと。3GPP（3rd Generation Partner Project）とは、第三世代の移動体通信システムの規格を標準化するプロジェクトのことで、そのプロジェクトで策定された規格が3GPP規格である。「QuickTime 3GPPコンポーネント」を導入した「QuickTime」v6.3では、MPEG-4/H.263形式の映像コーデックや、AAC（Advanced Audio Coding）/AMR（Adaptive Multi-Rate）形式の音声コーデックでコーディングされた3GPP規格準拠のマルチメディアファイルのほか、映像や音声にテキストを同期して表示させる“3G Text”の再生を行うことができる。また同ソフトにオーサリング機能が追加されたPro版では、3GPP規格準拠のマルチメディアファイルを作成することも可能。

【著作権者】アップルコンピュータ（株）
【対応OS】Windows 98/Me/NT/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト（Pro版はシェアウェア 3,600円）
【バージョン】6.3（03/06/03）

□アップル - QuickTime - QuickTime Player
http://www.apple.co.jp/quicktime/products/qt/
□窓の杜 - QuickTime Proでオーサリング！　～最新テクノロジーを徹底解剖～ INDEX
http://www.forest.impress.co.jp/article/quicktime6pro.html

（竹元 克己）

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お詫びと訂正： 記事掲載時に、AMR形式の音声コーデックでコーディングされた3GPP規格準拠のマルチメディアファイルを再生できるとお伝えしましたが、正しくはAAC形式にも対応していました。お詫びして訂正いたします。