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週末ゲーム

【第167回】

インターネット雀荘「麻雀大陸」

見知らぬ相手とオンラインで気軽に対戦

(03/04/11)

 学生時代はよく麻雀で遊んだが、社会人になってからはサッパリという人は、結構多いのではないだろうか。麻雀は面子を揃えるのが大変だし、だからといって職場の上司や同僚と打つ気にはならない。ましてや1人で雀荘に入るほど打ちたいと思うこともないだろう。そこで今回は、インターネット上で気軽に対人戦が楽しめるオンライン麻雀、「麻雀大陸」を紹介しよう。

ロービー画面。卓はルールごとに分類される
ロービー画面。卓はルールごとに分類される

 「麻雀大陸」は、インターネット上で対人プレイできる麻雀ソフトだ。現在は正式サービス前のテスト版が公開されており、メールアドレスを登録すれば誰でも無料で試すことができる。「麻雀大陸」の最大の特長は、対戦を行う卓ごとにさまざまなルールが設定されていること。たとえば、東場だけで清算する“東風戦”、三人で打つ“三麻”、サイコロを振って割れた山が前にある人の点数が倍になる“割れ目”などが用意されている。このほか、ゆっくり楽しみたい人のための“のんびり卓”や、逆にテンポの速いプレイを好む人のための“さくさく卓”会話がメインの“チャット中心卓”なども用意されていて、自分に合った卓を選べるようになっている。

 ログインすると、まずロビー画面が表示される。用意されている卓の数は約1,000卓。1~100は“東風戦”、301~400は“三麻”といったブロックに分かれ、各ブロック内に“のんびり卓”や“さくさく卓”“チャット中心卓”といった卓が用意されている。この中から参加したい卓を選んで“予約”ボタンを押すと登録完了。コンピュータがゲームに参加することはなく、“三麻”のときは3人、それ以外のときは4人のプレイヤーが登録されるとプレイ画面に切り変わる。プレイ画面は標準的なコンピュータ麻雀の画面そのままで、麻雀のルールさえわかればすぐに楽しむことができると思う。ポンやチーは、それが可能なときにボタンが表示され、流れもいったん停止する。うっかり見逃す心配もなく、麻雀初心者にもわかりやすいつくりになっている。

プレイ画面は標準的な4人麻雀のスタイルそのまま
プレイ画面は標準的な4人麻雀のスタイルそのまま

 詳細な個人データが記録・蓄積されていくところも、「麻雀大陸」ならではのおもしろい点だ。アガった回数や各アガリ役の回数、月間の総試合数や順位などが記録され、それをもとにプロフィールを公開することもできる。試合に勝てば“RATE”と呼ばれる個人評価点がアップし、上級者限定の卓にエントリーすることも可能だ。1プレイに掛かる時間が実際の麻雀に比べて短いこと、アガリ役の判定や点数計算を瞬時に行ってくれるという利点もあり、ちょっとした暇つぶしや麻雀の勉強にも役に立つソフトだと思う。

 見も知らぬ相手といきなり麻雀を打つというのは、かなりの緊張感が伴う。どの程度の腕なのかわからないし、手スジや迷彩の傾向も読みきれない。だからこそ互いの力量を探りながら打つところが雀荘麻雀のおもしろさなわけだが、この「麻雀大陸」でも、初めての相手と卓を囲む緊張感を存分に味わうことができた。それと同時に、自宅に居ながらして気軽に雀荘気分を楽しめるところもいい。「麻雀は好きだが1人で雀荘に入るのはちょっと」という方に、ぜひ一度試していただきたい作品だ。

アガると役と点数が自動で計算され、点棒の移動も瞬時に行われる   終了後は順位の発表。“サシウマ卓”を選べは、それも点数に反映される
アガると役と点数が自動で計算され、点棒の移動も瞬時に行われる   終了後は順位の発表。“サシウマ卓”を選べは、それも点数に反映される

【著作権者】(有)プラネット
【対応OS】(編集部にてWindows XPで動作を確認)
【ソフト種別】ベータ版フリーソフト
【バージョン】0774
【ファイルサイズ】2.5MB

□■ 麻雀大陸TOP ■
http://www.wakuwaku.co.jp/

(三鷹 昭一郎)


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