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HTMLファイルなどをプレビュー表示できるFTPクライアント「AceFTP 3 Freeware」

複数のFTPサーバーへ同時に接続し、タブで切り替えて表示することが可能

(03/03/12)

「AceFTP 3 Freeware」v3.00.2
「AceFTP 3 Freeware」v3.00.2
 HTMLファイルなどをプレビュー表示できるFTPクライアント「AceFTP 3 Freeware」v3.00.2が、2月28日に公開された。Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。なお、試用期間は30日で、それ以降も無料で使用する場合はメールアドレスなどの登録が必要。

 「AceFTP 3 Freeware」は、HTMLや画像ファイルなどをプレビュー表示したり、複数のFTPサーバーへ同時に接続することができる3ペインのタブ切り替え型FTPクライアント。左下と右下の2ペインにローカルまたはFTPサーバー内のファイルを一覧表示し、それぞれのペインで[Add Copy of this View]ボタンを押すことで、各ペインにタブを追加していくことが可能。また、ファイル一覧でHTMLや画像ファイルなどを選択すると、上のペインにプレビュー表示することができ、ファイルの内容を確認しながらアップロードできる。ファイル一覧に表示するファイルの種類は、メニューの[File Mask]でGIF/JPEG/BMP/PNG形式の画像ファイル、HTMLファイル、圧縮ファイルのみに絞ることも可能。さらに、ファイル一覧やタブへファイルをドラッグ&ドロップしてローカルとFTPサーバー間で転送を行ったり、ローカル内でファイルを移動することが可能なほか、FXPコマンドを利用してローカルを中継することなくFTPサーバー間でファイルを転送することができる。ローカルとFTPサーバー間などでファイルを転送する際には、進行状況が%で表示されるほか、ネットワーク速度が折れ線グラフで表示される。

 また、複数のファイルやフォルダを一括して転送することが可能な“Queue”機能も搭載している。これは、メニューの[Copy to ~ later]や[Move to ~ later]で複数のファイルやフォルダの転送を予約しておき、あとでメニューの[Start Processing Queue]で予約した内容を一度に実行できるというもの。予約した内容は、メニューの[Save to Storage]でファイルに保存しておくことが可能で、ファイルを呼び出すだけで同じ作業を実行できるため、頻繁に同じファイルをアップロードしているときなどに使用するとよいだろう。さらに、メニューの[Schedule]で指定日時にファイルの転送や削除など、あらかじめ設定した複数の作業をWindowsのタスクに登録でき、1日に1回や月に1回などの定期的な日程や、任意の日時に自動的に実行させることが可能。ウィザード形式で接続するFTPサーバーや日時、スクリプトをタスクに指定できる。スクリプトは、任意のフォルダを開いたり、任意のファイルを転送するといった命令をメニューから選んで貼り付けるだけで、簡単に作成可能。“Queue”機能で保存した予約ファイルをスクリプト内で呼び出して使用することもできる。

 そのほか、FTPサーバー上の任意のフォルダに接続するショートカットアイコンをIEの“お気に入り”内や、デスクトップ上に作成することができ、アイコンをクリックするだけで「AceFTP 3 Freeware」を起動して、自動で接続することが可能だ。なお、編集部にてこのソフトを試用したところ、Windows 2000ではローカルフォルダを表示した際の一部メニューや日本語のファイル名などが正常に表示されなかったが、Windows XPでは日本語のファイル名なども正しく表示されることを確認した。

【著作権者】Visicom Media inc.
【対応OS】Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】3.00.2(03/02/28)

□Visicom Media Inc. - Home of AceHTML and AceFTP
http://www.visicommedia.com/

(中井 浩晶)


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