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OpenTypeフォントをドローソフト感覚で作成できるソフト「OTEdit」v2.30

BMP/EMFファイルから輪郭を自動トレースすることも可能

(03/03/04)

「OTEdit」v2.30
「OTEdit」v2.30
作成したフォントの使用例
作成したフォントの使用例
 オリジナルのOpenTypeフォントをドローソフト感覚で作成できるソフト「OTEdit」v2.30が、2日に公開された。Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XPに対応するシェアウェアで価格は3,000円。現在作者のホームページからダウンロードできる。なお、OpenTypeフォントをWindows 95/98/Me/NT 4.0で使用するには、別途「Adobe Type Manager」v4.1以降をインストールする必要がある。

 「OTEdit」は、オリジナルのOpenTypeフォントをドローソフトと同じ操作感覚で作成できるソフト。OpenTypeフォントとは、アドビシステムズ(株)とマイクロソフト(株)がWindowsのTrueTypeフォントとMacintoshのType 1フォントの技術を組み合わせて共同開発したフォントの形式で、MacintoshとWindowsのマルチプラットフォームで利用できるのが特長。本ソフトでOpenTypeフォントを作成するには、まず自分が作成したい文字を文字コード表などから選択し、次にスキャナーなどで取り込んだ白黒2色のBMPファイルや、他のドローソフトで作成したEMFファイルを読み込んで文字の輪郭を自動トレースした後、最後の仕上げとして輪郭を形成している直線やベジェ曲線の方向や角度などを微調整すればよい。また、直線ツールやベジェ曲線ツールなどのドロー機能を使って一から手作業で文字の輪郭を形成することや、“鉛筆”ツールで自由に描いた輪郭をベジェ曲線に変換することもできる。

 なお、既存のフォントの任意の文字を下地として表示させ、輪郭を手動でトレースしたり、輪郭をそのまま抽出して本ソフトに取り込んだり、TrueTypeフォントをOpenTypeフォントに変換することも可能だが、フォントによってはライセンス違反になる可能性もあるため注意。しかし、コツが分からないと見栄えのよいフォントを作成できないので、自分が気に入っている既存のフォントを解析してみるのもひとつの手だろう。

【著作権者】K.Anzawa 氏
【対応OS】Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XP
【ソフト種別】シェアウェア 3,000円
【バージョン】2.30(03/03/02)

□武蔵オンラインソフト
http://www.interq.or.jp/www1/anzawa/
□Adobe Type Manager Light
http://www.adobe.co.jp/products/atmlight/main.html

(竹元 克己)


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