窓の杜Logo

.
Release NEWS

プログラム言語として使いやすさが各段に向上した「Hot Soup Processor」v2.6

ネットワークゲーム作成環境を強力にサポート

(03/02/03)

「Hot Soup Processor」v2.6 HSPスクリプトエディター
「Hot Soup Processor」v2.6
HSPスクリプトエディター
 WindowsのGUIプログラムを作成できるプログラム言語「Hot Soup Processor」v2.6が、1日に公開された。v2.55が2001年10月にリリースされて以来、およそ1年3カ月ぶりの正式版となる。Windows 95/98/Me/ NT 4.0/2000/XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページや窓の杜からダウンロードできる。

HSP2 demonstration script
HSP2 demonstration script
 「Hot Soup Processor」(以下、「HSP」)v2.6は、これまでの「HSP」製プログラムとの互換性を保った上で、大幅に機能強化が施されている。中でも“O2 System”(オーツーシステム)というネットワークゲーム用のロビーサーバーサービスに完全対応し、手軽にネットワークゲームが作成できるようになったという。このシステムは、「HSP」を制作しているonion softwareと(有)ツェナワークスが提供しているもので、「HSP」とあわせて利用すれば、不特定の相手とのチャット、認証、マッチングを含む高度なサーバー処理を、「HSP」によるプログラミングだけで開発可能になるとのこと。“O2 System”を利用するには、無料で取得できる“O2ゲームコード”というコードをあらかじめプログラムに組み込む必要があるほか、ソフトを利用するユーザーも、別途“O2 System”を利用するためのID(無料)を取得することが必要。これにより、ユーザーが“O2 System”にログインした際に、このO2ゲームコードを元に同じゲームのユーザー同士のマッチングが行われる仕組み。

 そのほかの変更点としては、ボタン1つでEXEファイルが作成可能になったことや、loadlib、llmodが本体命令として内蔵されたこと、各種プリプロセッサの導入によりプログラム制御を簡単に行えるようになったことなどがあるという。また、バッファオーバーフローチェックの強化や、変数のメモリバッファの自動確保も可能になったとのこと。

 さらに、これまでCPUを100%占有していたawait命令の軽量化が図られ、スリープ時間の設定が可能になったため、CPU負荷が減少したという。また、ユーティリティを作成しているユーザーにとってうれしい機能として、作成したソフトで[TAB]キーによる自動フォーカス移動が可能になったほか、ファイル名から拡張子やファイル名のみを取り出すgetpath命令も追加されたとのこと。

【著作権者】onion software
【対応OS】Windows 95/98/Me/NT/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】2.6(03/02/01)

□Hot Soup Processor Page
http://www.onionsoft.net/hsp/
□O2 development(O2 Systemのページ)
http://o2.zener.co.jp/
□窓の杜 - Hot Soup Processor
http://www.forest.impress.co.jp/library/hsp.html
□窓の杜 - 【NEWS】WindowsのGUIプログラムを手軽に作成できる「Hot Soup Processor」v2.55正式版
http://www.forest.impress.co.jp/article/2001/10/17/hsp255.html

クロノス・クラウン:柳井 政和


トップページへ
Copyright (c) 2003 Impress Corporation All rights reserved.
編集部への連絡は mado-no-mori-info@impress.co.jp まで