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メールアドレスを収集されにくくする「HTMLランダムネームエンティティ生成」

Webにメールアドレスを公開しても自動収集プログラムなどから拾われにくくなる

(03/01/29)

「HTMLランダムネームエンティティ生成」v1.00
「HTMLランダムネームエンティティ生成」v1.00
 メールアドレスなどを10進数コードのエンティティ表記に変換できるソフト「HTMLランダムネームエンティティ生成」v1.00が、23日に公開された。Windows 95/98/2000/XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「HTMLランダムネームエンティティ生成」は、Webページ上に記載するメールアドレスなどの記述をエンティティ表記に変換できるソフト。Webページに公開したメールアドレスは、Web上のメールアドレスを自動的に収集するプログラムや、Webブラウザーのキャッシュからメールアドレスを抽出するコンピュータウィルスなどにより、アドレスを取得されてしまうため、スパムメールやDM、ウィルスメールなどの対象になってしまうことがよくある。本ソフトは、メールアドレスをこうしたプログラムから見つけにくくする目的で、メールアドレスをエンティティ表記に変換して記述しておこうというものだ。エンティティ表記とは、“<”や“&”といった特殊記号をWebブラウザーで文字として表示させるために、HTMLソースに記述する“&lt;”や“&amp;”といった形式のことをいい、10進数コードで記述した“&#60;”や“&#38;”という表記も同じように使用することが可能。通常の半角英数字はこの方法を使わなくても、ソースに記述したままWebブラウザーに表示できるが、あえてエンティティ表記で記述することも可能で、本ソフトを使うと、メールアドレスの文字列をこの10進数コードのエンティティ表記に簡単に変換できる。エンティティ表記に変換された文字列は、Webブラウザーではさらに通常の文字列に変換されて表示され、コピーや“mailto”を使ったリンクなども正常に動作する。さらに本ソフトでは、全ての文字列を変換するのではなく、変換する文字としない文字をランダムに選択するため、一見するとまったく意味の分からない文字列に変換することが可能だ。

 操作は、画面上部の文字列入力ボックスにメールアドレスを入力して[変換]ボタンを押すだけでよい。変換する文字としない文字が自動でランダムに選択され、変換された文字列が画面下のボックスに表示される。あとは、[Clip コピー]ボタンを押せば、変換された文字列がクリップボードにコピーされるので、直接ソースに貼り付けるといいだろう。最近DMが多くなったが、メールアドレスを公開しないわけにはいかない、という人は一度試してみてはいかがだろうか。

【著作権者】嶌津 信彦 氏
【対応OS】Windows 95/98/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.00(03/01/23)

□Appli Box & Cup のページ
http://ab.jpn.ph/

(大場 亮)


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