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FTPクライアントの定番「NextFTP」がv3.00にバージョンアップしてIPv6に対応

パーミッションの自動変更、上り・下りごとの帯域制限設定などの機能追加も

(02/09/18)

「NextFTP」v3.00
「NextFTP」v3.00
 定番FTPクライアントソフト「NextFTP」が17日、v3.00にバージョンアップした。Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XPに対応するシェアウェアで、価格は2,000円。現在作者のホームページや窓の杜からダウンロードできる。

 今回は約1年半ぶりのメジャーバージョンアップで、様々な機能が追加された。中でも注目すべきは“IPv6”に対応したことだ。IPとは、インターネット上で使われているプロトコルで、コンピュータやルーターなどの機器をIPアドレスという番号で住所付けする。現在多く使われているIPv4は32bitの情報しか保持できないため、近い将来IPアドレスの数が不足することが懸念されている。対して、IPv6は128bitの情報を保持できるため、IPアドレスの数は10の38乗という天文学的数値になるのに加え、ルーティング情報やセキュリティ情報などを組み込むことも可能になった。まだIPv6は一般的に普及しているとは言い難いが、様々なサーバーアプリケーションやOSが対応を表明しており、今回FTPクライアントである「NextFTP」も対応したということだ。IPv6を指定するには、接続するホストを設定する“ホストの設定”ダイアログに新しく追加された[プロトコル]という設定項目から行う。OSがIPv6に対応している場合、[自動設定]、[IPv4]、[IPv6]の3つの中から選択できる。[自動設定]を指定するとIPv4を優先して接続するので、作者も通常はこれを推奨している。

 v3.00では、このほかにも機能追加が行われている。ファイルをアップロードする際に、ファイルのパーミッションをあらかじめ指定したパーミッションに変更したり、上り・下りごとに帯域制限を設定できるようになった。さらに、ファイルの転送中に帯域制限の設定を変更することも可能。また、内蔵ビューワー機能も強化され、JPEG/GIF/PNG/BMP形式の画像ファイルを表示することが可能になった。

【著作権者】Toxsoft
【対応OS】Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XP
【ソフト種別】シェアウェア 2,000円
【バージョン】3.00(02/09/17)

□Toxsoft Home Page
http://www.toxsoft.com/
□窓の杜 - NextFTP
http://www.forest.impress.co.jp/library/nextftp.html

(大場 亮)

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