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【第43回】

同じ本をうっかり2冊買わないようにするときの道具「私本管理」

シリーズ物のマンガや小説、どれを持っているか一覧でわかるから二度買い防止

（02/07/17）

蔵書のタイトル一覧をカテゴリー別に表示

基本的なデータから詳細なものまで登録可能

　小説やマンガが好きで頻繁に書店に通っていると、好きな作家やシリーズの本を手に取ったときに「あれ、これもう読んだっけ？」と戸惑うことって、けっこうある。買ったような気もするし、迷って結局買うのをやめたんだっけ、それとも買ったんだっけ…。家に帰って調べても、そういう本に限ってどこの棚にしまったか覚えてないことってあるから、買ったかどうか確信が持てなくて困ってしまう…。そんなときは「私本管理」を使ってみよう。

　「私本管理」は、所有している蔵書のデータを作成・管理できるソフト。本のタイトルや著者、版型（サイズ）、分類、発行元などの項目でデータを入力すれば、画面が左右に2分割されたウィンドウでデータを検索しながら閲覧することができる。画面左側で[著者]や[発行元]などのカテゴリーを選択すると、カテゴリー別にグループ化された状態で蔵書のタイトル一覧が画面下側に表示される。選択したカテゴリー内の蔵書すべてや、選択した1種類の蔵書についての詳細データは画面右側に表示される。また、一度入力した著者やシリーズなどは[参照]ボタンを押すと過去に入力した一覧が表示されるので、そこから選択するだけのカンタン入力も可能だ。

　小説やマンガなどシリーズ化されている本については、1つのタイトルに全巻のデータをまとめて入力することもできるので、完結せずに中断されていたシリーズが再開されたときや、買ったあとにシリーズの途中を飛ばしてしまったことに気がついたときなどにも便利だろう。また子どもの絵本などは、どれを持っているかを覚えてないこともあるけど、「私本管理」を使うことで次に買うときに困らなくなった。所有する蔵書の管理には、ぜひ「私本管理」を使ってみよう。

【著作権者】EKAKIN　氏
【対応OS】Windows 95/98/Me/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.9D（02/07/13）

□EKAKIN'S SCRIBBLE PAGE
http://homepage1.nifty.com/EKAKIN/

（小松 佳那）