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マイクロソフト、“MSNチャット”用セキュリティパッチをバージョンアップ

古いActiveXコントロールが再びインストールされてしまう可能性がある

（02/06/20）

　マイクロソフト（株）は19日、1カ月以上前に公開した“MSNチャット”用セキュリティパッチでは脆弱性の対策が十分ではなかったことを明らかにし、同セキュリティパッチをバージョンアップして同社Webサイトで無償公開した。現在同社Webサイトからダウンロードできる。

　同社は、5月9日に“MSNチャット”のActiveXコントロールに起因する脆弱性を修正するセキュリティパッチを公開したが、当時公開されていた同セキュリティパッチを適用した後にも、セキュリティ問題が発生する古いActiveXコントロールが再びインストールされてしまう可能性があった。今回19日付けで公開した同修正プログラムでは、これらの問題が再発しないように修正されているとのこと。同社では前回同様に危険度レベルを“高”レベルに位置づけ、セキュリティパッチのインストールを強く推奨している。なお、脆弱性の詳しい内容については5月9日の窓の杜での記事をご参照いただきたい。

□MS02-022（Q321661）
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms02-022.asp
□窓の杜 - 【NEWS】マイクロソフト、同社製メッセンジャー用のセキュリティ修正プログラムを公開
http://www.forest.impress.co.jp/article/2002/05/09/msnchatfix.html

（竹元 克己）