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フリーの定番Webサーバー「Apache」のv2.0シリーズ初の正式版が公開

深刻なセキュリティーホールも修正されたようだ

(02/04/10)

「Apache」v2.0.35
「Apache」v2.0.35
 The Apache Software Foundationは、フリーのWebサーバー「Apache」v2.0シリーズ初の正式版であるv2.0.35 Windows版を公開した。「Apache」のv1.0シリーズはフリーのWebサーバーとして広く普及しており、同グループによるとインターネットで使用されているWebサーバーの実に54%が「Apache」で運用されているという。「Apache」v2.0シリーズは数年前から開発が進められ、実際に同グループのWebサイト“Apache.org”では、2000年12月より「Apache」v2.0が稼働し続けているとのこと。Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XPに対応するフリーソフトで、現在同グループのサイトからダウンロードできる。

 「Apache」は、インターネットで広く普及しているフリーのWebサーバー。v1.0シリーズからの主な変更点としては、IPv6がサポートされたことや、パフォーマンスの向上などが挙げられる。また、今回公開されたv2.0.35のWindows版を編集部で試用したところ、インストール時に拡張子“.bat”のファイルがCGIディレクトリに作成されなくなったことを確認した。beta時代の「Apache」v2.0のWindows版には、CGIディレクトリなどにバッチファイルが存在すると、悪意ある閲覧者に任意のコマンドを実行される可能性のあるセキュリティ問題が存在していたが、この問題については修正されている模様だ。

【著作権者】The Apache Software Foundation
【対応OS】Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】2.0.35

□Apache HTTPD Project - The Apache HTTP Server Project
http://httpd.apache.org/
□Index of /dist/httpd/binaries/win32(ダウンロードページ)
http://www.apache.org/dist/httpd/binaries/win32/
□窓の杜 - 【NEWS】「Apache」のWindows版に深刻なセキュリティホール
http://www.forest.impress.co.jp/article/2002/03/27/apachebug.html

(竹元 克己)

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