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Webサイトのプライバシーポリシーを小鳥がチェック「AT&T Privacy Bird」

小鳥の体が緑色、赤色、黄色に変化して警告してくれる

(02/04/09)

赤色、黄色に変化して警告
赤色、黄色に変化して警告
 
設定は3段階から簡単に選択可能
設定は3段階から簡単に選択可能
 米AT&Tは、Webサイトが提示するプライバシーポリシーの内容によって小鳥が警告を発するソフト「AT&T Privacy Bird」v1.1.3 Betaを公開した。Windows 98/Me/NT/2000/XPに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。なお、動作にはIE 5.01以降がインストールされている必要がある。

 「AT&T Privacy Bird」は、W3Cが提唱するP3P(Platform for Privacy Preferences)に基づいたプライバシーポリシーを公開しているWebサイトをIEで閲覧したとき、Webサイトが収集するCookieなどの個人情報の使用目的によって、IEのタイトルバーに常駐する小鳥が警告を発してくれるソフト。閲覧中のWebサイトで公開されているプライバシーポリシーと、ユーザーが選択した警告レベルを比較し、Webサイトで収集・分析される情報がユーザーの望む範囲内であったり全く情報を集めない場合は、緑色の小鳥がピーピーと楽しげに鳴き、安心してWebサイトを利用することができる。ユーザーが望む以上に多くの情報を収集する場合は小鳥が赤色に変化してカラスのカーという鳴き声を発し、プライバシーポリシーが公開されていない場合は小鳥が黄色に変化して悲しげに鳴いてユーザーに警告してくれる。

 小鳥の警告レベルはインストール時に[Low]、[Medium]、[High]の3段階から簡単に選択でき、あとからカスタマイズすることもできる。たとえば、警告レベルが[Low]のときは小鳥がほとんど警告を発しないが、[Medium]を選択するとWebサイトが収集した個人情報を第三者に提供する場合や、個人情報の利用範囲をユーザーに明らかにしていない場合に警告を発する。警告レベルが最大の[High]を選択すると、収集した個人情報を市場分析や広告掲載などの指標としたり、収集した情報をもとに電話やダイレクトメールなどでセールスする場合にも警告を発するようになる。

 なお、P3PはW3Cが中心になって策定中の規格であるため、現在のところP3Pに基づいたプライバシーポリシーを提示しているWebサイトは多くはない。

【著作権者】AT&T Corp.
【対応OS】Windows 98/Me/NT/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.1.3 Beta

□AT&T Privacy Bird
http://privacybird.com/
□Web サイトに P3P プライバシー ポリシーを導入する方法
http://www.microsoft.com/japan/developer/workshop/security/privacy/overview/createprivacypolicy.asp

(竹元 克己)

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