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自分のココロを見つめなおす癒し系ソフト「SEPATA」

感じるままをメモするうちに、自分のココロが見えてくる

(02/01/31)

「SEPATA」
「SEPATA」
 忙しい生活に追われていると、ふっと自分を見失ってしまう。職場と自宅を往復するだけで毎日が過ぎ去って、気がつくと何でこの仕事を選んだのかさえもわからなくなる。そんな経験ってありませんか。そんな人は、セイコーエプソン(株)が公開している癒し系ソフト「SEPATA」を使って自分のココロを再確認してみてはいかが?

 「SEPATA」を一言で表現するなら“ココロの家計簿ソフト”。家計簿ソフトって、毎日の支出を入力したり月々の予算を立てることで、無駄な出費を押さえたり、大きな買い物に備えるなど、家計を見つめなおすことができる。同じように、今日の何気ない出来事や、小さいころの夢なんかを好きなようにメモすることで、自分のココロを見つめなおしていけるのが「SEPATA」というソフトのおもしろいところ。

 メモは1枚のカードに1つずつ書いていくんだけど、内容にあわせて「好きな言葉」「克服したいこと」「転機になったこと」といった“テーマ”をつけることができる。また「Happy」「Sad」「Love」など、そのときの感情にあわせてカードに色をつけられる。さらには、今回書いた内容に関係のあるカードがあれば、そのカードと“リンク”することも可能。リンクしたカードは、ホームページのように次々と辿りながら表示することができる。

 自分を見つめなおすには、周りの人との人間関係も大事。ということで、「SEPATA」では親しい友達や職場の同僚など、自分に関わりのある人のカードも作成できる。生年月日や血液型を入力すれば、その人の個性タイプを教えてくれるほか、どんな接し方をすればよいかといったアドバイスもしてくれる。もちろん関連のある人どうしリンクすることもできるし、メモのカードにだってリンクを張れる。

 こうやって毎日少しずつカードを作って、テーマや感情ごとに整理したり、関連するカードをリンクしていくうちに、ふだん自分が気にかけていることがなんなのかが見えてくる。“リンクブラウザ”を開くと、選んだカードを中心にカードの相関図が表示されて、関連性も一目瞭然。うまくいかない物事の問題点を探し出したり、目標を再確認するヒントになるはずだ。

 また「SEPATA」には、“ネットワークシンクロ機能”と呼ばれる機能が用意されていて、IDとパスワードを取得すれば、インターネットを経由して複数のパソコンや携帯電話で同じデータを扱えるようになる。自宅でも職場でも通勤途中でも、ちょっとした合間に新しいメモカードを作ったり、カードを整理できるわけだ。また、ネットワークシンクロ機能”を有効にしておくと、時々“ココロ・メッセージ”と呼ばれるアドバイスが「SEPATA」のサーバーから届けられることもある。

 現在公開されている「SEPATA」はβ版で、全ての機能を無料で試すことができる。正式版はネットワークシンクロ機能が有料となるシェアウェアとして、6月ごろに公開される予定。あなたも「SEPATA」を使って、自分のココロを見つめなおしてみよう。

【著作権者】セイコーエプソン(株)
【対応OS】Windows 98/Me/2000
【ソフト種別】β版フリーソフト
【バージョン】公開ベータ版v1.1.0(02/01/31)

□SEPATA.COM
http://www.sepata.com/

(新城 雅章)

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