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トレンドマイクロ、“BADTRANS.B”の駆除ツール「FIX_BADTRANS」を無償配布

自衛策としてInternet Explorerを最新版にバージョンアップしておこう

(01/11/30)

「FIX_BADTRANS」v1.00
「FIX_BADTRANS」v1.00
 トレンドマイクロ(株)は29日、メールの添付ファイルなどから感染し、現在被害が拡大している新種ウイルス“BADTRANS.B”を駆除・修復するツールの無償配布を開始した。「FIX_BADTRANS」を実行すると“BADTRANS.B”に感染したファイルの駆除と削除、システムの修復を行うことができる。Windows 95/98/Me/NT/2000のMS-DOSプロンプト上で動作するフリーソフトで、現在同社のホームページからダウンロードできる。

 “BADTRANS.B”は、世界的に猛威を振るっている“Nimda”と同様にWebブラウザーやメールソフトの既知のセキュリティーホールを悪用するウイルス。セキュリティーホールに修正パッチを適用していないマシンでは、“BADTRANS.B”が添付されたメールを表示するだけで感染してしまう恐れがある。感染すると、「Outlook」や「Outlook Express」などMAPI対応メールソフトのアドレス帳に登録されているメールアドレス宛に、ウイルスを添付したメールが勝手に送信されてしまう。

 感染を防ぐには「Internet Explorer」をv5.5 SP2/v6のいずれかにバージョンアップしておくことは必須だ。さらに“BADTRANS.B”の場合、たとえ「Internet Explorer」を最新バージョンにしていても、ウイルスが添付されたメールを表示したときに現れるダウンロード用のダイアログで、誤って[開く]ボタンを押すだけで感染する危険がある。このためユーザーの自衛策として、何らかのウイルス対策ソフトをマシンに常駐しておくべきだろう。

【著作権者】トレンドマイクロ(株)
【対応OS】Windows 95/98/Me/NT/2000
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.00(01/11/29)

□“BADTRANS.B”の駆除ツール「FIX_BADTRANS」のダウンロードページ
http://www.trendmicro.co.jp/esolution/solutionDetail.asp?solutionID=3368
□TechNet Online - BadTrans.B ワームに関する情報
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/topics/badtrans.asp
□窓の杜 - 【今日のお気に入り】フリーのアンチウイルスソフト「AVG 6.0 Free Edition」
http://www.forest.impress.co.jp/article/2001/11/26/okiniiri.html
□窓の杜 - 【NEWS】トレンドマイクロに続き、シマンテックも“BADTRANS.B”駆除ツールを提供開始
http://www.forest.impress.co.jp/article/2001/11/30/badtranssymantec.html

(竹元 克己)

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