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特集

オンラインソフトで楽しむ登山・紅葉狩り

登山計画書作成から山岳地図まで、秋のレジャーをサポート

(01/09/18)

 だんだん秋らしくなってきたこの頃。登山やハイキング、紅葉狩りなどのプランを 立てている人も多いのでは。そこで今回は、秋のレジャーを強力にサポートしてくれ る頼もしいオンラインソフトを紹介しよう。

ドライブ用の地図ならおまかせ「MapFan.net」

「MapFan.net」
「MapFan.net」
 登山のスタート地点まで車でお出かけの人には、インターネット利用の地図ソフト「MapFan.net」がオススメ。インターネット経由で地図データを自動ダウンロードするため、日本全国どこでも最新の地図を表示することができる。山間部でも6,250分の1、都市部では歩道も区別できる1,562分の1まで、13段階の縮尺で切り替え表示可能。マウスのドラッグ操作でスムーズにスクロールできるほか、地名や施設名で場所を検索することもできる。自宅から目的地までの全体ルートから、行楽地や宿泊先付近の詳細地図まで「MapFan.net」1本でさまざまな縮尺の地図が準備できるので、印刷してドライブのお供にしよう。一度表示した場所はインターネットにつないでなくても表示できるから、ノートパソコンにインストールして持っていくのもアリ。

【著作権者】インクリメントP(株)
【ソフト種別】シェアウェア 年間3,200円
【バージョン】1.02(01/08/27)

□MapFan.net
http://www.mapfan.net/
□窓の杜 - MapFan.net
http://www.forest.impress.co.jp/library/mapfannet.html

登山計画書や山行記録のホームページを作成できる「山ノート」

「山ノート」
「山ノート」
 日本全国の一般的な登山コースを一覧表示して、登山計画書や山行記録のホームページを作成できる「山ノート」。各コースの一覧には、登山に必要な期間や難度もあわせて表示されるため、自分のレベルにあった登山コースを簡単に見つけられる。登山コースが決まったら、そのまま登山計画書を作成することも可能。作成した登山計画書は、プリンターで印刷するほか、メンバーにメールで送信したり、ホームページで公開することもできる。装備のチェックリストも用意されているので出発前の確認を怠らずに。山から帰ってきたら、登山計画書の情報を元にデジカメ写真付きの山行記録を作成して、ホームページで公開しよう。日本全国の山の登頂フラグもつけられるので全制覇を目指してみるのもいいかも。ビギナーから山岳部員まで幅広くオススメのソフトだ。

【著作権者】ほっとテック 氏
【ソフト種別】シェアウェア 800円
【バージョン】1.02a(00/09/01)

□ほっとテックのホームページ
http://hot-tec.com/

デジカメ写真付きの山行記録をデータベース化する「○ごと山行管理DB」

「○ごと山行管理DB」
「○ごと山行管理DB」
 「○ごと山行管理DB」は、デジカメ写真付きの山行記録を作成し、あとからいつでも閲覧できるデータベースソフト。登山計画書の作成・印刷をはじめ、他のソフトで作成した登山ルートの画像やデジカメ写真などをふんだんに使った山行記録を作成可能。入力したデータは山域や県名、参加者などで簡単に検索できるほか、登山年月日や標高でソートして一覧表示することもできる。登山仲間の氏名や住所、緊急連絡先、血液型などを登録できるアドレス帳も用意されているので、いざというときのために登録しておくといいだろう。

【著作権者】toka & o-toshi 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.50(01/08/30)

□自作ソフトの部屋(ダウンロードページ)
http://page.freett.com/nukarumi/

国土地理院の数値地図で登山ルートを作成する「SQRTMt」

「SQRTMt」
「SQRTMt」
 山に登るときは入念な計画が必要。登山ルートを作成するなら「SQRTMt」を使ってみよう。国土地理院から発行されている『数値地図50mメッシュ(標高)』や『数値地図25000(地図画像)』のデータを利用して登山ルートを作成できる。目的の山を検索して数値地図を読み込むと等高線入りの地図が表示されるので、マウスを使って無理のないルートを選んでいこう。ルートを設定するとルートの高低差や勾配が一目でわかる断面図を表示できるほか、登り速度や下り速度、休憩時間などを入力することでタイムスケジュールもシミュレートすることも可能。ハンディGPSの記録を地図上に表示する機能もあるので、計画したルートと実際に歩いたルートを見比べてみるのもおもしろい。

【著作権者】きさく/長谷川 勇 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】3.1

□きさくの山歩録
http://www.mb.nma.ne.jp/~hyou18/

山岳地図の3D描画からGPSナビゲーションまでこなす万能選手「カシミール3D」

「カシミール3D」
「カシミール3D」
 山岳地図の3D描画からGPSナビゲーションまで、なんでもこなす万能選手が「カシミール3D」だ。国土地理院発行の数値地図や、スイス地理局や米国地質調査所がインターネット上で配布している地形データを元に山岳地図を描画するほか、指定した場所からの展望を美しい3D CGで描画することができる。また、山岳情報サイト『山と自然の旅』の有料サービス“山旅倶楽部”を利用すると、日本全国の詳細な地形データをインターネット経由で自動ダウンロードして活用することが可能だ。GPSナビゲーション機能が搭載されているためノートパソコンとGPS機器の組み合わせで現在地をすばやく確認できるほか、ハンディGPSのログデータを利用して実際に歩いた登山ルートを表示することも可能。「カシミール3D」で描画した3D CGと、実際に山頂で撮った写真を見比べてみるのも楽しいだろう。

【著作権者】DAN杉本 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】7.13(01/07/27)

□カシミール・オンラインサービス - 山旅倶楽部概要
http://www.kashmir3d.com/
□窓の杜 - カシミール3D
http://www.forest.impress.co.jp/library/kashmir3d.html

ハンディGPSのログデータを相互変換する「GPSログデータコンバータ」

「GPSログデータコンバータ」
「GPSログデータコンバータ」
 「GPSログデータコンバータ」は、さまざまなハンディGPS固有のログデータの形式を相互変換するソフト。ハンディGPSのログデータにはメーカー独自の形式があり、せっかく登山ルートを記録してきても、GPS連携ソフトによっては手持ちのGPSのログ形式に対応していないこともある。こんなときは「GPSログデータコンバータ」を使って、GPS連携ソフトが対応しているログ形式に変換してしまえばOK。DOSプロンプトが開くコンソールアプリだが、ヘルプを参照しながらショートカットを作成すれば、ログファイルをドラッグ&ドロップするだけで任意のログ形式に変換できるようになる。

【著作権者】Gigo 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.32(01/09/07)

□Garbage in, garbage out
http://homepage1.nifty.com/gigo/

(新城 雅章)

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