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音声ファイルの多機能変換ユーティリティ「AudiCO」v0.99β2が公開

同形式変換やタグの書き換え、音量レベルの一定化、連番を振ることなどが可能

(01/08/08)

「AudiCO」v0.99β2
「AudiCO」v0.99β2
 MP3・WMA・WAVE形式のファイルを相互変換するソフト「AudiCO」v0.99β2が8日に公開された。MP3形式からMP3形式へ、といった同形式への変換や、変換時に音量レベルを一定にするなど様々な機能がある。Windows 95/98/98/Me/NT 4.0/2000で動作するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「AudiCO」は、音声ファイルの多機能変換ユーティリティ。MP3・WMA・WAVE形式のファイルの相互変換はもちろん、MP3形式からMP3形式への同形式変換や、変換時にタグの書き換えができたり、複数の音声ファイルの音量レベルを一定化するなど様々な機能を備えている。WMA形式からMP3形式へのダイレクト変換機能があり、WMA形式をWAVE形式へ変換してからMP3形式へ、といった時間のかかる作業を大幅に短縮することができる。

 変換時に行う動作を変換形式ごとに設定可能で、ID情報の一括書き換えや、音量レベルの一定化、ファイル名の先頭に連番を振るなど、設定項目は多岐にわたる。変換したいファイルを読み込ませると、ウィンドウの右側に現在のファイル名やID情報を表示し、左側に変換後のファイル名などを表示する。起動してすぐの状態は、変換時にID情報やファイル名などをそのまま引き継ぐ設定になっているので、ユーザーの必要な設定を行ってから変換しよう。また、設定によりMP3形式に変換する場合のみ音質劣化を極力抑えた変換が可能なため、変換スピードは遅くなるが音質にこだわりたいユーザーはぜひ試してみよう。

 変換する音声ファイルをフォルダ単位で指定でき、サブフォルダ内にある音声ファイルも全て選択することができるため、ハードディスク内にたまっている音声ファイルの整理や、ファイル名で曲順を構成するポータブルMP3プレイヤー用にファイル名の先頭に連番を振るなど、音声ファイルをまとめて整理する時にも役に立つ。Windows 98以降の環境では漢字からローマ字へのリネームが可能で「窓の杜.mp3」であれば「madonomori.mp3」となる。日本語表示に対応していないポータブルMP3プレイヤーを使用する場合などに活用しよう。

【著作権者】PINO 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.99β2 (01/08/08)

□pino.to - [ D I G I T A L - L I F E ]
http://pino.to/

(江川 耕平)

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