NEWS

Pocket PCとパソコン間でビデオ通信できる「Microsoft Portrait」が公開

9,600bps程度の遅い接続環境でも利用可能

（01/08/01）

「Microsoft Portrait」vAlpha1.0

　Pocket PCとパソコン間でビデオ通信できるソフト「Microsoft Portrait」vAlpha1.0が公開された。9,600bps程度の遅い接続環境でも利用できるのが特長。Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XP用のPC版と、iPAQ用、Jornada 548用、Cassiopeia用の3種類のPocket PC版アーカイブが配布されており、いずれもフリーソフト。現在同社のホームページからダウンロードできる。

　「Microsoft Portrait」は、Pocket PCとパソコン間で相互にビデオ通信できるソフト。一対一のビデオ通信に対応し、IPアドレスを指定して接続する。Pocket PCとパソコン間の通信のほか、パソコン同士、Pocket PC同士の通信が可能。送信するビデオはモノクロ映像に限り、PC側で帯域幅などのビデオ品質を指定できる。PC版は音声通話とビデオの送受信、メッセージの送受信、Pocket PC版は音声通話とビデオの受信のみ、メッセージの受信のみが可能だ。編集部でダイヤルアップ接続により試したところ、カメラの前に置いてある物が何かわかる程度のビデオ品質で、Pocket PC側で音声通話をする場合は半二重のトランシーバーのように[Talk]ボタンをタップしながら話すことができた。

【著作権者】Microsoft Corporation.
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】Alpha1.0

□Microsoft Portrait
http://research.microsoft.com/~jiangli/portrait/

（小山 文彦）