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JPEG2000画像出力用ABCプラグイン「JPEG2000出力用XPI」が公開

JPEG2000対応Susieプラグインやサンプル画像ファイルも配布中

(01/03/06)

JPEG画像のサンプル
"jpeg2000xpi.jpg"
(3,096×3,360ピクセル、112KB)
JPEG2000画像のサンプル
"jpeg2000xpi.j2k"
(3,096×3,360ピクセル、110KB)
 次世代画像圧縮フォーマットとして注目されるJPEG2000形式の画像ファイルを出力できる、画像変換ソフト「A to B Converter」用の出力プラグイン「JPEG2000出力用XPI」が6日に公開された。Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000に対応したフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「JPEG2000出力用XPI」は、次世代画像圧縮フォーマットとして注目されるJPEG2000形式の画像ファイルを出力するプラグイン。画像変換ソフト「A to B Converter」用の出力プラグイン(ABCプラグイン)で、Susieプラグインで読み込んだ画像ファイルを拡張子がJ2KのJPEG2000形式に変換することができる。JPEG2000形式は現在まだ規格の策定途中にあるが、画像のファイルサイズを小さくしたときに画像の劣化が少ないことや、元画像に復元できる可逆圧縮も可能なことが特長とされる。なお、「JPEG2000出力用XPI」を利用する際、画像の圧縮率を変更するにはレジストリファイルを書き換える必要がある。そのほか、JPEG2000形式の画像ファイルを読み込みできるSusieプラグインの「JPEG2000画像用SPI」や、JPEG2000画像のサンプルファイルも同作者のホームページで配布されている。

 「JPEG2000出力用XPI」を編集部で試してみたところ、デジカメで撮影した無圧縮のTIFF画像を、JPEG形式とJPEG2000形式をそれぞれ元画像の100分の1程度に変換しても、それほど大きな画質の違いは感じられなかった。逆に画像の特性ははっきりとわかれ、JPEG形式が輪郭がはっきりしたシャープな画像なのに対し、JPEG2000形式ではにじみ感がある代わりに拡大してもブロックノイズが目立たなかった。規格が策定中ということもあり、これだけで判断するのは難しいが、最新技術をいち早く体験したい人は試してみるとよいだろう。

【著作権者】アム 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.12(01/03/06)

□アムサイト入口
http://www.afis.to/~almclock/
□43T's Home Page(「A to B Converter」ホームページ)
http://www.asahi-net.or.jp/~kh4s-smz/

(小山 文彦)

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