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2枚の画像から三次元の地形の画像を作成できる「GR」v2.0が公開

色の明るさで高さを表す画像と表面の色を表す画像の2枚から作成

(00/09/27)

「GR」v2.0  2枚のBMP画像から三次元の地形の画像を作成できるソフト「GR」v2.0が、23日に公開された。色の明るさで高さを表す画像と、表面の色を表す画像の2枚を用意して三次元地形画像を作成する。Windows 98に対応したフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「GR」は、2枚の二次元画像から三次元の地形画像を作成できるソフト。二次元画像のうちの1枚は地形を表すバンプテクスチャー画像で、色の明るさは高度を表す。もう1枚は表面テクスチャー画像で、三次元の地形画像の表面に色付けをするために用意する。「GR」でBMPファイルのバンプテクスチャー画像と表面テクスチャー画像を読み込み、光源や視点の位置などを指定してから三次元に変換するレンダリングを開始する。レンダリング中はじわじわと陰影のある三次元の地形画像が描かれていく様子が表示されるので、眺めていると面白い。できあがった三次元画像はBMPファイルとして保存できる。

 三次元画像の素材となる二次元の画像は、別途グラフィックソフトを利用して作成しよう。バンプテクスチャー画像は基本的にグレースケールで作成し、明るい場所ほど高度が上がる。また、明るさの変化が滑らかなほど三次元画像での斜面もなだらかになり、急激に明るさが変わっている場所は崖になる。表面テクスチャー画像は、単に地形の表面に貼り付けたい模様を描くだけでよい。月の表面を撮影した衛星画像などを元に立体的な月面画像を作成するといった使い方ができるだろう。

【著作権者】Y.Kumagai 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】2.0(00/09/23)

□ClockRoom Homepage
http://homepage1.nifty.com/clock/

(齋藤 正穂)

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