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画像ファイルや印刷イメージを実行ファイルに変換する「sp3distiller」v1.0

変換後のファイルを実行するだけで元の画像や印刷イメージを表示可能

(00/08/11)

「sp3distiller」のメインウィンドウ
「sp3distiller」のメインウィンドウ
 
「SP3 Viewer」
「SP3 Viewer」
 
 (株)サピエンスは11日、画像ファイルや印刷イメージを実行ファイルに変換するソフト「sp3distiller」v1.0を公開した。変換後の実行ファイルにはビューワーが内蔵されているため「sp3distiller」がインストールされていないパソコンでも実行でき、元の画像や印刷イメージを表示できる。Windows 95/98/NT 4.0対応のフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。

 「sp3distiller」は、BMP/JPEG/TIFFなどの画像ファイルや印刷イメージを実行ファイルに変換するソフト。画像ファイルを「sp3distiller」のウィンドウにドラッグ&ドロップすることで、画像ファイルをEXE形式の実行ファイルに変換できる。変換後の実行ファイルには専用の画像ビューワー「SP3 Viewer」が内蔵されており、「sp3distiller」がインストールされていない環境でも実行して元の画像を表示可能。さらに、「sp3distiller」にはプリンタードライバーとして機能する「Sapience SP3 Capture」も同梱されている。アプリケーションで「Sapience SP3 Capture」をプリンターに指定することで、印刷イメージを実行ファイルに変換することが可能だ。

 データを表示する際に、ファイルを作成した環境と同じフォントが必要になることがあるPDFファイルとは異なり、「sp3distiller」で変換した実行ファイル内のデータは全て画像のため、テキストが一切文字化けしないのも特長。たとえば、メモ帳で編集した日本語のテキストを「Sapience SP3 Capture」を利用して実行ファイルに変換すると、日本語フォントがインストールされていない海外のパソコンでも文字化けすることなく表示できる。ただし、印刷イメージを実行ファイルに変換できるのはWindows 95/98上で実行している場合のみ。Windows NT 4.0では画像ファイルを実行ファイルに変換する機能しか利用できない。

 そのほか、画像ファイルや印刷イメージを実行ファイルに変換する際には、10桁までのパスワードを用いて画像を暗号化できる。暗号化して出力した実行ファイルを実行しても、パスワードを入力しなければ画像を表示しないため、特定の人以外に見られたくない画像をメールで送受信する場合でも安心してやり取りできるだろう。

【著作権者】(株)サピエンス
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.0(00/08/11)

□暗号機能付き、高圧縮イメージデータ添付、自己展開型ビューアー SP3
http://www.sp3.com/sp3/entry-j.htm

(日沼 諭史)

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