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マイクロソフト、インストーラー作成ソフト「Visual Studio Installer」を公開

インストールプログラムをVisual Studioの操作性で作成可能

(00/08/01)

「Visual Studio Installer」
「Visual Studio Installer」
 
作成したインストールプログラムの実行画面
作成したインストールプログラムの実行画面
 
 マイクロソフト(株)は1日、インストールプログラム作成ソフト「Visual Studio Installer」v1.1を、同社の製品「Visual Studio 6.0」のProfessional Edition、およびEnterprise Editionの登録ユーザー向けに公開した。Windows 95/98/NT 4.0/2000に対応しており、現在同社のWebページから無償でダウンロードできる。

 「Visual Studio Installer」は、アプリケーションのインストールプログラムを作成するソフト。同社の開発ソフト「Visual Studio 6.0」のProfessional Edition、およびEnterprise Editionの登録ユーザー向けに公開したもので、「Visual Studio 6.0」によく似たデザインのウィンドウ上で、マウス操作によってインストールプログラムを作成していくことができる。

 インストールプログラムはあらかじめ用意されているテンプレートを元に作成できる。配布するアプリケーションの実行ファイルや関連するデータファイルを登録し、インストール中に表示するダイアログやメッセージを設定したり、レジストリやファイルの関連付けなどを設定してインストールプログラムを作成していく。一通りの設定が完了した後にメニューから[ビルド]を選択すると、アプリケーションの実行ファイルや関連するデータファイルが自動で圧縮され、拡張子がMSIのインストールプログラムが生成される。

 MSIファイルは自己解凍形式のプログラムとしてそのまま配布できるが、MSIファイルをダウンロードしたユーザーがMSIファイルを実行してアプリケーションをインストールするには、あらかじめ「Windowsインストーラー」v1.1以降がWindowsにインストールされている必要がある。なお、Windows 2000ではWindows Updateを利用することで「Windowsインストーラー」v1.1をインストールできる。

 「Visual Studio Installer」v1.1を利用して作成したインストールプログラムでは、DLLファイルなどの共有ファイルをアプリケーションに同梱して配布する場合に、共有ファイルをアプリケーションと同じフォルダにインストールできる。これにより、例えばアプリケーションのインストール時にシステムフォルダ内の共有ファイルを上書きしてしまい、他のアプリケーションの動作が不安定になったり起動不能になるといった現象を防ぐことが可能だ。

【著作権者】マイクロソフト(株)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.1(00/08/01)

□Visual Studio Web Site
http://www.microsoft.com/japan/developer/vstudio/vsi/
□Windows 95/98用の「Windowsインストーラー」
http://download.microsoft.com/download/platformsdk/wininst/1.1/W9X/EN-US/InstMsi.exe
□Windows NT 4.0用の「Windowsインストーラー」
http://download.microsoft.com/download/platformsdk/wininst/1.1/NT4/EN-US/InstMsi.exe

(日沼 諭史)

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