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複数のリモートパソコンに操作制限を加える「Guardian」v5.7

使用可能なソフトやデスクトップの操作を制限する

(00/05/12)

「Guardian」v5.7  ネットワークに接続しているパソコンに操作制限などを加えるソフト「Guardian」v5.7が、11日に公開された。複数台のパソコンに制限を加えて特定のソフトのみ使用できるように設定したり、ネットワーク上のパソコンをリモート操作することができる。Windows 95/98/NT 4.0/2000に対応した2,000円のシェアウェアで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「Guardian」は、LANなどで接続されている複数のパソコンの操作を制限したり、リモート操作できるソフト。ネットワーク管理者などが使うパソコン1台を“コントローラーマシン”として使用し、コントローラーマシンでその他の“クライアントマシン”を管理できる。「Guardian」には2種類のアーカイブが同梱されており、コントローラーマシンにはコントローラーマシン用の、クライアントマシンにはクライアントマシン用のアーカイブをインストールして使用する。クライアントマシンにインストールした「Guardian」は、動作していることをユーザーに意識させないようバックグラウンドで動作する仕組みになっている。

 コントローラーマシンにインストールした「Guardian」のメインウィンドウで操作制限するクライアントマシンを登録し、クライアントマシンのIPアドレスやクライアントマシンを使用しているユーザー名などの情報を一覧表示する。各クライアントマシンのデスクトップを静止画像で表示して使用状況を確認することができるほか、クライアントマシンで実行中のソフトを強制的に終了させたり、Windowsを再起動させるといったリモート操作が可能だ。

 コントローラーマシン上の「Guardian」の設定画面では、それぞれのクライアントマシンごとに実行できるアプリケーションを制限することができ、Webブラウザーとメールソフトのみ使用できる環境に設定ことも可能。さらに、クライアントマシンでの特定のキー入力を無効にしたり、スタートボタンやタスクバーさえ操作不可能にする設定も行える。操作制限の設定はファイルに保存しておくことができ、複数の設定を切り替えて使用できる。また、コントローラーマシンのデスクトップのキャプチャー画像を登録しているクライアントマシン全てに一気に送信して、クライアントマシン側でキャプチャー画像を表示させることも可能なため、学校でのパソコンの授業などの際に学生に操作手順を教えるといった用途にも便利だろう。

【著作権者】大泉 真一 氏
【ソフト種別】シェアウェア 2,000円
【バージョン】5.7(00/05/11)

□Guardian HomePage
http://homepage1.nifty.com/~guardian/
□窓の杜 - 【PickUP】他人が操作できるソフトを限定する「Guardian」v2.5.1
http://www.forest.impress.co.jp/article/1999/02/03/guardian.html

(日沼 諭史)

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