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有機的なオブジェクトを手軽に作成できる3Dモデリングソフト「DigiMeta」v1.00

お互いに融合しあう球体“メタボール”を配置して3Dオブジェクトを作成

(00/05/10)

「DigiMeta」v1.00
 Studio PONは8日、互いに接近すると融合しあう性質のある球体“メタボール”を利用して有機的なオブジェクトを手軽に作成できる3Dモデリングソフト「DigiMeta」 v1.00をリリースした。Windows 95/98/NT 4.0/2000で動作する12ドルのシェアウェアで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「DigiMeta」は、互いに接近すると融合しあう性質のある球体“メタボール”を利用して、生き物のような滑らかで複雑な表面をもつ有機的なオブジェクトを手軽に作成できる3Dモデリングソフト。メタボールは互いに接近すればするほど表面が伸びて融合しあう性質があり、数学的に定義された関数で形状の変化が計算される。「DigiMeta」では、3次元の空間にメタボールを自由に配置し、それぞれのメタボールの大きさや融合のしやすさなどを設定することで、有機的な3Dオブジェクトを作成する。

 「DigiMeta」を起動すると4つに分割されたウィンドウが表示される。4つの画面にはそれぞれ、“正面”“右面”“上面”など6つの視点の中から好きな視点を割り当てることができ、3Dの空間がさまざまな視点から同時に表示される。画面をダブルクリックするとその位置にメタボールが配置されるので、ドラッグ操作で位置を調整しながら複数のメタボールを配置すれば準備完了だ。4つある画面のうち、好きな画面を右クリックして“メッシュ表示”を選択すると、メタボールの相対位置によって計算され融合された3Dのオブジェクトが現れる。

 配置したメタボールを右クリックするとメタボールの半径や融合のしやすさなどメタボール一つ一つの細かい性質を設定することができる。メタボールの位置や性質の設定は、画面の一つを“メッシュ表示”にしたままでも変更可能なため、リアルタイムに表示されるオブジェクトを確認しながら修正を加えることができる。作成した3DオブジェクトはDXF形式やPOV形式などのファイルにエクスポートすることもできる。

【著作権者】Studio PON
【ソフト種別】シェアウェア 12ドル
【バージョン】1.00(00/05/08)

□Studio PON
http://www.studio-pon.com/

(新城 雅章)

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