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レイヤーと多彩なフィルターを備えたレタッチソフト「ARTEMIS」v2.1

フィルターのパラメーターを細かく設定でき、円形のモザイクも使用可能

(00/04/06)

「ARTEMIS」v2.1  レイヤー機能とフィルター機能を備えたレタッチソフト「ARTEMIS」v2.1が、3日に公開された。最大で24枚の画像を重ねて1つの画像に合成できるほか、画像に与えた様々なフィルター効果をすぐにプレビュー表示できる。Windows 95/98に対応した2,000円のシェアウェアで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「ARTEMIS」は、複数の画像を重ねて1つの画像を作り上げるレイヤー機能と、画像に特殊効果を与える数多くのフィルター機能を備えたフォトレタッチソフト。レイヤー機能では最大で24枚の画像を重ねることができ、合成の方法や透明度などを画像1枚ごとに設定することが可能。24枚の画像はすべて「レイヤウィンドウ」と呼ばれる独立した一つのウィンドウにサムネイル表示され、サムネイルをクリックするだけで編集対象の画像をすばやく変更できる。また、輪郭抽出、イラスト調変換、モザイクなどのフィルターを備えており、例えばモザイクのフィルターで画像を加工する場合は単純な四角形のモザイクだけでなく、ひし形や円形のモザイクを使用できるなど、フィルターのパラメーターを細かく設定できるのも特長だ。

 さらに、画像をモノクロに変換する際には「組織的ディザ」と「しきい値処理」という2通りのディザリング方法を選択できる。「組織的ディザ」では、ドットの配置パターンを様々に変えることによって画像全体の濃淡を調節でき、元画像のイメージをできるだけ残しつつモノクロ画像に変換する。一方「しきい値処理」では、画像内で黒色に変換する部分と白色に変換する部分を決定づける“しきい値”を調節して、輪郭を抽出したようなイメージのモノクロ画像に変換する。そのほか、輪郭を強調した画像を作成する場合には「エンボス」「組織的エンボス」「エッジ抽出」「差分処理」という4通りの処理方法を選択でき、パラメーターを細かく調節して輪郭を浮き出させたような画像なども作成できる。

 フィルターのパラメーターは、多くがスライダーをマウスでドラッグして調節するようになっており、パラメーターを変化させると編集中の画像に直接フィルターの効果を適用して表示するようになっている。BMP形式のほかJPEG形式の画像ファイルに対応しているため、デジカメ画像のレタッチにも役立つだろう。

【著作権者】上田 武志 氏
【ソフト種別】シェアウェア 2,000円
【バージョン】2.1(00/04/03)

□ソフト置き場
http://homepage1.nifty.com/dmms/

(日沼 諭史)

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