【第73回】アクションパズル「Star Wars: Pit Droids」
ドロイドたちをゴールまで誘導せよ
（00/03/08）
ここに来てひと段落したかに感じる『スターウォーズ』人気だが、Lucas Artsから、また新しいゲームがリリースされた。その名も「Star Wars: Pit Droids」。今度はドロイドたちを使って楽しむ、面クリア型のアクションパズルだ!!
ドロイドたちをゴールまで導くアクションパズル
このゲームの主役となるピットドロイドとは、“ポッドカー”の整備を行う人型のロボットのこと。『スターウォーズ ファントム・メナス』の主人公、アナキン・スカイウォーカーが暮らす惑星タトウィーンでは、莫大な賞金をかけて競う“ポッドレース”が開かれている。そのピットクルーとして登場するのが、彼らピットドロイドというわけ。整備専用であまり賢くはないピットドロイドたちをうまく誘導し、ゴールに到達させるのが、プレイヤーであるアナタに果せられた“任務”である。
映画にも登場したタトウィーンのワトー。彼がドロイドの持ち主だ デモ版でプレイできるのは7面。後半は結構難しい
ドロイドの通り道にパネルを置いて、ゴールまで誘導する 面が進むと、様々な仕掛けやトラップも登場。タイミングも重要だ デモ版が起動したら、メインメニューから右に1つ移動し“Puzzle Chooser”画面に入る。ここで表示されるメニューの中から“Choose Puzzle”を選ぶと、デモ用として7種類の面が表示されるはずだ。下に行くほど難易度が高いため、まずは“Demo Puzzle1”から始めるといいだろう。パズル面は、それほど広くない。画面左上に表示されている六角形のアイコンが、ピットドロイドたちに進行方向を指示する誘導パネル。これを適当な場所にドラッグ＆ドロップして、スタート地点から次々と飛び出してくるドロイドの一団を、オレンジ色の下向き矢印で示されるゴール地点まで誘導する。
一見単純に思えるかもしれないが、面が進むに従って、マップ上には様々な障害物が現れる。ルートを考え、ときには歩かせるタイミングを調整しなければならない。利用できる誘導パネルの数にも限りがあるため、効率よく配置すること。登場するすべてのドロイドを、ゴールまで導けば無事任務完了だ。
初めて見たときは『スターウォーズ』人気にあやかった一発モノかと危惧したが、実際に試してみると、いや、これがなかなかおもしろい!! アクションパズルの秀作「レミングス」と「インクレディブルマシーン」を組み合わせたような作品で、一度始めると次々とクリアしたくなる不思議な中毒性がある。あえて『スターウォーズ』の看板を掲げなくとも、十分売っていける上質の作品だと思う。操作がカンタンなところもいい。プレイヤーが行うのは、マップ上に誘導パネルを置くだけ。これならパソコンやマウスに不慣れな人でも、気軽に楽しめるんじゃないだろうか。
色違いのドロイドを、それぞれのゴールまで導く。効率よくパネルを配置しよう
デモ版でプレイできるのは、7面（7パターン）のみ。最初の3～4面は遊び方の説明なので、筋金入りのパズル好きには、いまひとつ歯ごたえが弱く感じるかもしれない。…とはいっても、次々に登場する仕掛けのおもしろさを十分味わえるはずだ。パズルゲームのデモ版としては、実によくできている。製品版では用意されている無数の面を順番に、あるいはランダムにプレイできるほか、自分でオリジナルのパズルを作ることもできる。ムービーシーンも豊富に収録されており、こちらもたっぷり楽しめそうだ。ただし残念ながら、日本語版の発売はいまのところ予定されていない。
アイデアを出しながら、家族や仲間と一緒に楽しみたいゲーム
発売元 Lucas Learning 価格 29.95ドル 発売日 発売中 （00/02/19、starwarspitdroidsdemo.exe、17.1MB、ゲームデモ）
□Star Wars: Pit Droids ホームページ
http://www.lucaslearning.com/jsv/products/pitdroids.html
http://www.pitdroids.com/
□Star Wars: Pit Droids ダウンロードページ
http://www.3dfiles.com/games/starwarspitdroids.shtml
http://www.pitdroids.com/demo/
（駒沢 丈治）
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