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3Dモデルを粘土細工のように手軽に作成できる「Digital Clay」v1.30が公開

新たに3Dテキストのモデリングや、背景画像の合成に対応

(00/02/29)

「Digital Clay」v1.30  Studio PONは27日、あらかじめ用意された基本モデルをマウス操作で粘土細工を作るようにへこませたり伸ばしたりして3Dモデルを作成する「Digital Clay」v1.30をリリースした。Windows 95/98/NT 4.0で動作するソフトで、現在15日間利用できる試用版が同社サイトからダウンロードできる。正式版の価格は88ドルで、試用版をインストール後にオンラインでシリアル番号を購入するシェアウェア形式になっている。

 「Digital Clay」は、球や円柱、立方体など、あらかじめ用意されている9種類の基本モデルを、粘土細工のような感覚でへこませたり伸ばしたりして、3Dモデルを作成できるソフト。マウスで基本モデルの表面をクリックすると、クリックした場所を中心にへこんだり伸びたりして変形する。圧力をかける向きや強さは、“ブラシ”の設定ウィンドウのスライドバーで調節できる。また、モデル全体をひねったり、金平糖のような突起をつけたりする自動変形機能もあり、へこませたり伸ばしたりする操作だけでは実現できない変化をつけることも可能だ。作成した3Dモデルは、独自形式のほかDXF形式やVRML形式に出力できる。

 自動変形機能は、モデル全体を大きく波打たせるものや、へこみやでっぱりを強調するものなど、全部で24種類の変形パターンが用意されている。利用方法はどれも同じで、アイコンメニューから好みの変形パターンを選択し、変形の度合をスライドバーで調節する。スライドバーを動かすとモデルがリアルタイムに変形するため、思い通りの効果を手軽にかけることができる。

 今回リリースされたv1.30では、文字列を立体化したものを基本モデルとして利用できるようになった。フォントの種類もWindowsにインストールされているものなら何でも利用可能だ。また、他の3Dモデリングソフトで作成した3Dデータでも、DXF形式やS3D形式で保存されたものなら、基本モデルとしてインポートできるようになった。このほか、BMP画像を読み込んで3Dモデルのバックに背景画像として合成する機能などが追加されている。

【著作権者】Studio PON
【ソフト種別】シェアウェア 88ドル
【バージョン】1.30(00/02/27)

□Studio PON - Digital Clay
http://www.studio-pon.com/jp/products/digitalclay/welcome.html

(新城 雅章)

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