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Windows上で別のOSが動くPCエミュレーター「VMware」v2.0 Betaがリリース

SCSI機器に対応し、サスペンド機能を強化

(00/01/27)

VMwareでWindows 2000を動作
VMwareでWindows 2000を動作
 
VMwareでLinuxを動作
VMwareでLinuxを動作
 米VMwareは24日、PCエミュレーター「VMware」v2.0 Betaをリリースした。LinuxやDOS、Windows 95/98などのOSを、Windows NT 4.0/2000の上でひとつのアプリケーションのようにウィンドウの中に表示して動作させることができるエミュレーションソフト。v2.0 BetaではSCSI機器に対応し、サスペンド機能が強化された。Windows NT 4.0およびWindows 2000対応の評価版で、現在同社のホームページからダウンロードできる。

 v2.0 Betaでの大きな変更点のひとつはSCSI機器に対応したこと。「VMware」の中で動作するOSは、これまでSCSI接続のハードディスクドライブやCD-ROMドライブを全てIDE接続の仮想ドライブとして認識し、最大4つまでのドライブしか扱えなかった。しかし、v2.0 BetaではSCSI接続のドライブを認識して最大7台まで同時に扱うことができ、性能も向上するという。今後は、SCSI接続のスキャナーやテープドライブ、DVD-ROMドライブも扱えるようになるとのこと。また、サスペンド機能も強化され、「VMware」の中で動作させているOSの現在の状態をそのままハードディスクに保存でき、「VMware」をいったん終了しても再起動したときに前回サスペンドした時点の状態に素早く復旧できるようになった。

 さらに、2つの「VMware」を起動してそれぞれでWindows 95やWindows 98を同時に動作させている際に、仮想のシリアルポートを用いることでWindowsの「ケーブル接続」と同じ機能を実現でき、「VMware」で動作させている2つのOS同士でお互いにファイルをやり取りすることも可能だ。

【著作権者】VMware, Inc.
【ソフト種別】評価版(試用期限30日間)
【バージョン】2.0 Beta(00/01/24)

□Welcome to VMware, Inc.
http://www.vmware.com/
□窓の杜 - PCをエミュレートする「VMware for Windows NT and Windows 2000」v1.0
http://www.forest.impress.co.jp/article/1999/09/07/vmware.html

(日沼 諭史)

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