Winゲームデモ!


【第63回】

スノーボードアクション「Boarder Zone」

雪のアルプスをスノボで疾走!!

(99/12/15)

タイトル画面

 いまや、冬のスポーツとしてすっかり定着したスノーボード。スピードとトリック の両方を楽しめるところが、スノボのおもしろさだ。エクストリームでゲレンデを滑 降し、フリースタイルでトリックを決める。いよいよシーズン到来というわけで、今 週はこの豪快なウィンタースポーツをパソコンで楽しめる「Boarder Zone」を紹介し よう。


キミはスノボをしたことがあるか?

 キミは、スノボを実際にやってみたことがあるだろうか。同じウィンタースポーツ なのだが、スキーとはまるでテイストが違う。スキーはもともと雪中での移動手段、 つまり実用目的で発生したものだが、スノボは純粋な娯楽として生まれた。だからこ そ、スノボには「遊び」の感覚がたっぷりと盛り込まれているのだろう。スティック を使わずに体全体でバランスをとり、ジャンプやカーブの大技を楽しむ。今回紹介す る「Boarder Zone」も、こうしたスノボの楽しみを存分に味わえる作品だ。

登場するキャラクターは二人   力強い滑降なら彼におまかせ
登場するキャラクターは二人。こちらはアキコ・キロサナ   力強い滑降なら彼におまかせ、ビンセント・レノ

操作は簡単、誰でもすぐに楽しめる

夜間はトーチの輝きが美しい
コースの天候や時間はランダムに変わる。夜間はトーチの輝きが美しい

夕暮れのアルプスをスノボで滑り降りる
夕暮れのアルプスをスノボで滑り降りる。色や影の使い方が見事だ
 ゲームが始まったら、2つあるコースの中からどちらかを選ぶ。とりあえずは、ダウンヒルを楽しむ「Alpine Easy」で始めてみよう。登場するプレイヤーは、アキコ・キロサナとビンセント・レノの二人。身のこなしはアキコ、直線でのスピードはビンセントのほうが勝っているようだが、はっきりとした違いまでは感じられなかった。好みで選んでしまって構わないと思う。

加速[↑]
ターン[←]/[→]
急なターン[Shift]+[←]/[→]
ジャンプ[Ctrl]
トリック[Alt]

 操作はとても簡単だ。[←]と[→]キーを使って左右にコントロールし、[↑]で加速。減速したい場合は、[↑]キーを離して体を起こせばいい。ジャンプは[Ctrl]キー。ただしこのとき、画面左下のインジケーターを見ながら高さ、回転方向、回転角度を決めないと、あっけなく転倒してしまう。エアリアルをカッコよく決めるには、かなりの練習が必要だ。いずれにしても、キーボードでの操作には限界があるように感じる。可能ならパッドを使ったほうが楽だし、滑降のキモチよさをピュアに楽しめるだろう。

頬で風邪切る爽快感

Alpine Easyコース
Alpine Easyコースは、ジャンプありカーブありで存分に楽しめる
 スノボをモチーフにしているという点を除けば、まあ、よくある3Dのドライブ系アクションと大きな違いはないのかもしれない。しかし、このスピード感は必見の価値ありだ!! 滑降する…つまり、コースが下り斜面ばかりなのでプレイヤーの視点が高く、谷底に向かって滑り落ちていくような感覚。頬で風切る爽快感。左右に大きくバンクしながらシュプールを描き、雪を舞い上げて滑降するキモチよさは、スノボならではの醍醐味。光と影を上手に使った映像も美しい。夜、赤紫色に輝くトーチに照らされたコースの美しさは、ため息が出るほど幻想的だ。

デモ版でもたっぷり楽しめる2コース

Forest AIRコースでは、大胆な技を満喫
Forest AIRコースでは、大胆な技を満喫
 デモ版でプレイできるのは、スピード感満点の滑りが楽しめる「Alpine Easy」とフリースタイル用の「Forest AIR」の2コース。しかもプレイするたびに天候や時間帯が変るので、昼、夜、夕暮れ、雪、曇り、快晴と様々な風景を味わうことができる。オートデモも充実していて、眺めているだけでも楽しい。グラフィックが美しく、またスピード感も素晴らしいので、パソコンのデモ用として最適かもしれない。

 製品版では、コースは全部で3種類。雪の状態も、ノーマル、パウダースノー、アイス、ロック、ウォーターの中から自由に選べるようだ。ただし現時点では、日本国内での販売は予定されていない。

 英語版
発売元Infogrames
価格未定
発売日近日発売

(99/12/07、bzdemo.exe、50MB、ゲームデモ)

□Boarder Zone ホームページ
http://www.boarder-zone.com/
□Boarder Zone ダウンロードページ
http://www.3dfiles.com/games/boarderzone.shtml

(駒沢 丈治)


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