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Windows CE用ソフト開発環境「PocketC」v2.0が公開

C言語風の構文でお手軽Windows CEプログラミング

(99/10/12)

「PocketC Editor」
「PocketC」で作成したアプリケーション
 Windows CE用のアプリケーション開発環境「PocketC」v2.0が、10日に公開された。C言語風の構文でWindows CE用のアプリケーションを作成できる。ハンドヘルドPC、ハンドヘルドPC PRO、およびパームサイズPCに対応した29.99ドルのシェアウェアで、現在同ソフトのホームページからダウンロードできる。

 「PocketC」は、Windows CEで動作するアプリケーションを作成できるプログラム開発環境。アプリケーションの元となるコードを作成するテキストエディターと、コードを実行形式に変換するコンパイラー、「PocketC」で作成したアプリケーションを動作させるための「PocketC Runtime」というプログラムが同梱されている。C言語風の構文でコードを作成したのち、同梱のテキストエディター上でコードを記述・コンパイルし、作成されたアプリケーションを「PocketC Runtime」上で実行する。英語版のソフトだが、日本語を使ったアプリケーションも問題なく実行できる。

 使用できる変数は整数型、文字型、文字列型、浮動小数点数型、ポインター型の5種類。ウィンドウやダイアログを使ったGUIアプリケーションを作成でき、サウンドの再生、グラフィックの描画、ファイルやデータベースの操作など、様々な機能を実現する関数が数多く用意されている。コードを記述したファイルを複数用い、比較的規模の大きなアプリケーションを作成することも可能。同梱のヘルプには「PocketC」によるアプリケーションの開発方法が詳細に解説されているので、Windows CEのプログラミングが未経験のユーザーでも、すぐにプログラムを作り始めることができる。

【著作権者】OrbWorks.
【ソフト種別】シェアウェア 29.99ドル
【バージョン】2.0(99/10/10)

□OrbWorks Home
http://www.orbworks.com/

(日沼 諭史)

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