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離れたパソコンを遠隔操作するソフト「PC Remote」v1.0がリリース

クリップボードの内容を自動的に共有できる

(99/06/11)

「PC Remote」v1.0  離れたパソコンを遠隔操作するソフト「PC Remote」v1.0がリリースされた。LANやインターネットで接続されたパソコンのデスクトップ画面をウィンドウ内に表示し、クライアント側のマウスやキーボードで操作することができる。Windows 98/95/NTに対応したシェアウェアで、登録料は49.95ドル。現在、作者のホームページからダウンロードできる。

 「PC Remote」は、ホスト名やIPアドレスを指定して接続し、遠隔地のパソコンを操作することができるソフト。遠隔地のパソコンがサーバーとなり、手元のパソコンがクライアントという関係になる。サーバー側とクライアント側の両方でソフトを起動させると、サーバー側のデスクトップの画像がクライアント側のウィンドウに送信され、その画面をマウスやキーボードで操作できるようになる。初期状態では誰でもアクセスできるようになっているが、ユーザー単位のパスワード管理でアクセスを制限することもできる。

 サーバーから送られるデスクトップの画像は品質(圧縮度)を設定できるので、回線速度などの環境にあわせて変更しよう。送信したコマンドやキー入力はリアルタイムでサーバー側に伝わるものの、クライアント側では断続的にデスクトップ画像が切り替わるためタイムラグが生じる。これは、クライアント側の表示切り替えを待たずに、サーバー側の動きを予測しながら操作することである程度解決できる。

 ファイル転送機能では、クライアント側のファイルをサーバー側“Upload”フォルダに送信できるほか、サーバー側の“Download”フォルダにあるファイルを受信することも可能だ。テキスト情報に限りクリップボードの内容を自動的に共有できるので、二つのパソコンを同時操作する際にも違和感がない。そのほか、バージョンアップ時のLive Update機能もある。なお、COMポートやモデム経由で遠隔操作することも可能だ。

 通常のキー入力はもちろん、CtrlキーやF1キーなどのスペシャルキーもほぼ問題なく使用できた。ただし、Windowsキーが使用できないほか、Altキーは送信できるもののクライアント側のパソコンでも認識されてしまうため、IMEの起動にはタスクトレイのアイコンをマウスで操作するほうが確実だ。そのほか、[Action]メニューには、[Ctrl+Alt+Delete]、[Alt+Tab]、[Ctrl+ESC]を送信するメニューコマンドがある。

【著作権者】American Systems
【ソフト種別】シェアウェア 49.95ドル
【バージョン】1.0

□American Systems
http://www.americansys.com/

(小山 文彦)

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